【G大阪】リーグ戦初勝利にクルピ監督も安堵の表情。「なぜ勝てたのか?」と問われて…

2018年04月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「まだまだチームとしての修正点は多い」

内容が良くても結果が出なかったG大阪。ようやくの初勝利にクルピ監督もホッと胸をなでおろした。写真:川本学

[J1リーグ7節]G大阪 2-0 磐田/4月11日/吹田S
 
 ガンバ大阪が今季リーグ戦初白星を挙げた。
 
 開始4分にファビオのバックヘッドで先制しながら、終盤はジュビロ磐田の猛攻を受けるなど苦しい展開が続く。それでも懸命の粘りで耐え凌ぎ、86分に絶好調のファン・ウィジョが追加点を奪って2-0の勝利。17試合ぶりの白星、そしておよそ9か月ぶりのホームでの3ポイント奪取だ。
 
 試合終了の瞬間、日本代表GK東口順昭はピッチ上にうずくまり、スタンドでは涙するサポーターの姿が映し出された。浪速の雄が、ついに呪縛から解放された。

 
 安堵の表情を浮かべたのが、今季から指揮を執るレヴィー・クルピ監督だ。当然、自身にとって就任後初のリーグ戦勝利となった。
 
「本当に、ようやくJリーグ初勝利を飾れた。なかなかチームとしていいプレーができないなか、ずっと支えてくれたサポーターに感謝したいし、この勝利を彼らに捧げたい。まだまだチームとしての修正点は多いが、この勝利が大きな勢いをもたらしてくれると信じる」
 
 なぜ勝てたのか。そう問われた指揮官は苦笑しながら、「今日は2点を取れる決定力があった。チャンスをしっかりモノにできたし、守備も無失点に抑えることができた。(リーグ戦では)初めてじゃないかな。チームの状態が良かったということ」と答えた。
 
 心配なのは怪我人の多さで、離脱中の今野、アデミウソンらに加え、磐田戦の終盤には長沢がハムストリングを傷めて負傷退場した。その状況も指揮官はポジティブに捉える。
 
「残念だがこればかりは仕方がない。今日は長沢の代わりに入った井出がいいプレーをしてくれた。代わりに入る選手が完成度を高めていってくれれば、チームはさらに強くなるからね。そこに期待を寄せたいと思う」
 
 次節は土曜日、アウェーでのV・ファーレン長崎戦。17位の相手を直接叩いて連勝を飾り、まずは最下位を脱出したいところだ。
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