ハリル電撃解任に仏メディアも衝撃!「日本が指揮官を失なう」「追放は初めてではない」

2018年04月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

ワールドカップ直前で解任されたのは2010年にも

日本中を駆け巡ったハリルホジッチ監督の解任報道はフランスでも驚きをもって伝えられた。 写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 ヴァイッド・ハリルホジッチ解任――。この日曜深夜に走った衝撃的な一報は、日本列島を駆け巡り、そして世界にも波及している。
 
 まだ正式決定されていないものの、ハリルホジッチ監督の解任はもはや既成事実化している。その状況についていち早く取り上げたのは、フランスの老舗紙『L'Équipe』だ。
 
 日本時間8日深夜に「ヴァイッド・ハリルホジッチは数時間のうちに日本代表監督の職を追われる」と報じた同紙は、解任の理由を以下に推測した。
 
「詳しい状況は会見が行なわれるまで分からないが、この決定に繋がっているのは、マリとウクライナとの直近2試合が期待外れに終わったこと、もしくは組織の外に弾き出されたことだろう」
 
 また、同紙は、「ハリルホジッチにとってワールドカップ直前で追放されたのはこれが初めてではない」として、コートジボワール代表監督だった2010年にも、同年1月のアフリカ・ネーションズカップでの成績不振により、2月に解任の憂き目にあったと伝えている。南アフリカ・ワールドカップの5か月前の出来事だ。

 

 さらにフランスのサッカー専門誌『France Football』も一連の騒動についてリポートし、「ハリルホジッチはもはや代表監督でない」と銘打って次のように綴っている。
 
「ロシア・ワールドカップの2か月前に日本は指揮官を失なうことになった。かつてのパリSGとリールの指揮官は、3年間に渡って手綱を引っ張ってきた日本という船から降りる。彼に近しい関係者は、『もはやノックアウトは決まり』と話している」
 
 ワールドカップでの戦いを目前にしたなかでの突然の解任劇。本日16時に開催される田嶋幸三会長による緊急会見で正式発表されれば、より世界に拡散されるだろう。
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