欧州ゴールデンシューは熾烈な争い! 首位のメッシ&サラーを猛追する豪華絢爛な刺客たち

2018年04月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

C・ロナウドにも大逆転の可能性が

左上から時計回りでメッシ、サラー、インモービレ、レバンドフスキ。それぞれ4大リーグの現時点でのトップスコアラーだ。(C)Getty Images

 欧州各国リーグはいよいよシーズン最終盤にさしかかり、優勝戦線、欧州カップ戦への争い、残留争い、そして各個人タイトルの行方に注目を集まる。
 
 なかでも花形が得点王争いだ。プレミアリーグは絶好調モハメド・サラー(リバプール)が首位を走り、3連覇がかかるハリー・ケイン(トッテナム)が追走。リーガ・エスパニョーラはリオネル・メッシ(バルセロナ)が、ブンデスリーガはロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)、イタリアはチーロ・インモービレ(ラツィオ)がそれぞれトップに立っている。
 
 今シーズンはここまで、いずれのトップスコアラーも20点台後半を叩き出している。となると気になるのが、『欧州ゴールデンシュー』の行方だ。UEFA(欧州サッカー連盟)に属するすべてのリーグが対象で、レベル別に係数が設けられている。スペイン、イングランド、イタリア、ドイツ、フランスはゴール数に「2倍」をかけた数値が獲得ポイントとなり、ポルトガルやオランダ、ベルギー、トルコといったリーグの得点王は「1.5倍」の係数が用いられる。

 
 そのうえで最新のランキングを見ると、ここ最近にはないデッドヒートぶりだ。
 
 首位で並ぶのは、ともに29得点を挙げて58ポイントのメッシとサラー。稀代のスーパースターとエジプトの英雄が、どちらも自慢の左足を駆使してペースを緩めることなくゴールを量産している。とはいえ、このまま彼らのマッチレースとはならないだろう。イタリア代表のインモービレが今週末に54ポイント(27得点)に伸ばして単独3位に上がり、すでにブンデスリーガ優勝を決めたレバンドフキが52ポイント(26得点)、33得点を記録しながら5大リーグ外のため49.5ポイントに甘んじているジョナス(ベンフィカ)が続く。ほかにもエディンソン・カバーニ(パリSG)、ケイン、クリスチアーノ・ロナウド(レアル・マドリー)らにもまだチャンスは十分にあり、予断を許さない。
 
 過去3年の受賞者は、2014-15シーズンがC・ロナウドで96ポイント(48ポイント)、15-16シーズンがルイス・スアレスで80ポイント(40得点)、昨シーズンがメッシで74ポイント(37得点)と、3年連続でリーガ得点王が達成。C・・ロナウドとメッシはそれぞれ最多4回の栄誉を授かっている。

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