C・ロナウド、グリエーズマンの両エースにゴールが生まれるも、マドリード・ダービーはドローに

2018年04月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサの背中はまたしても遠ざかり…。

マドリード・ダービーはグリエーズマン(左)とC・ロナウド(右)が1点ずつ奪い、ドローに。首位バルサとの差はさらに広がった。(C)REUTERS/AFLO


 現地時間4月8日に実施されたリーガ・エスパニョーラ第31節、レアル・マドリー対アトレティコ・マドリーの一戦は、1-1のドローに終わった。

 R・マドリーはカゼミーロ、ルカ・モドリッチ、イスコをスタメンから外し、中盤にルーカス・バスケス、マテオ・コバチッチ、マルコ・アセンシオの3人を起用した4-4-2を採用。クリスチアーノ・ロナウドのパートナーは、カリム・ベンゼマではなくガレス・ベイルが務めた。

 主力の何人かが先発メンバーから外れた理由はもちろん、中2日で戦わなければならないユベントスとのチャンピオンズ・リーグ準々決勝第2レグがあとに控えているためだが、いつもよりやや小粒感が増したマドリーは、しかしよく働き、見事に機能した。前半のボールポゼッションはマドリーが58%でアトレティコが42%。シュート数は13対3と前者が大きくリードした。

 
 それでも前半を終えた時点でのスコアは0-0。ようやく試合が動いたのは53分だった。ベイルの左からのクロスをC・ロナウドが力強く叩き込んだのだ。このポルトガル代表FWのマドリード・ダービー通算12点目は、リュカ・エルナンデズがヘッドでクリアしそこねたボールを冷静に右足ボレーで叩き込んだものだった。

 アトレティコは前半のゴールチャンスが一度しかなかっただけに、追いつくのは困難かに思われたが、意外や意外、アウェーチームに同点ゴールが生まれたのは、先制ゴールのわずか4分後。ゴール前のこぼれ球をアントワーヌ・グリエーズマンが落ち着いて決めている。

 それが当初からの予定だったのか、ジネディーヌ・ジダン監督は63分にC・ロナウドを下げてベンゼマを投入。それでもあと1点を奪うために71分、イスコとモドリッチを同時にピッチに送り込んだ。同点ゴールを奪ったことでふたたび自陣に閉じこもったアトレティコに対し、人数をかけて猛攻をしかけたマドリーだが、結局あと1点が奪えず、1-1のままタイムアップの笛を聞いた。

 この結果、前日にレガネスを下して3ポイントを加えていた首位バルセロナとの勝点差は、アトレティコが11、マドリーが15とそれぞれ広がっている。リーガは残り7節、必死に追いかけてきたバルサの背中は、またしても遠ざかってしまった。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事