「全能の10番!」「衝撃的なFK」華麗なるハット達成のメッシを欧州メディアが大絶賛!

2018年04月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

直接FKでのシーズン6発はリーガ史上最多タイ

レガネス戦で3得点を挙げ、通算得点を29に伸ばしたメッシ。欧州ゴールデンシューでもリバプールのサラーに並びトップに立った。(C)Getty Images

 スーパースターが今シーズン3度目のハットトリック達成だ。現地時間4月7日、リーガ・エスパニョーラ31節のバルセロナvsレガネス戦で、リオネル・メッシがホームチームの全得点を叩き出す奮迅のパフォーマンスを披露。3-1の快勝に導いた。
 
 まずは27分、ゴール前25メートルの位置からの直接FK。左足でこすり上げたボールは壁を越えてから鋭く落ち、ゴール右に突き刺さった。これで直接FKからのゴールは今シーズン6点目で、自身の過去最多にしてリーガ史上最多タイ記録だ。さらに32分にはフィリッペ・コウチーニョの高速スルーパスをゴール正面で受け、ふたりのマーカーを振り切って難なく2点目をゲットした。
 
 そして1点を返されて迎えた87分、試合を決定付ける一撃を見舞ったのもアルゼンチンの英雄だ。ウスマンヌ・デンベレの浮き球パスに呼応して抜け出すと、相手GKの手前でちょこんとコースを変えて追加点を奪取した。昨年9月17日の5節エイバル戦以来となるハットトリックで、リーグ戦の通算得点を29に伸ばしている。

 
 国内メディアは当然、その大車輪の活躍を絶賛した。全国紙『Sport』は「圧巻の3発だ。いとも簡単にやってのけた」と称えつつ、先のチャンピオンズ・リーグ(ユベントス戦)でレアル・マドリーのクリスチアーノ・ロナウドが決めた豪快なオーバーヘッド弾を引き合いに出し、「チレーナ(オーバーヘッド)などなくてもメッシは魔法を起こせるんだ」と評した。同じく全国紙『El Pais』は「まさに全能の10番。ハードワークで追いすがるレガネスに引導を渡したのは、素晴らしい"目覚め"を見せたロサリオ人だった」とレポートしている。
 
 さらにフランス紙『L’equipe』は、直接FKでのゴールにフィーチャー。「偉大なるメッシがまたしても衝撃的なFKをねじ込んだ。2006-07シーズンにロナウジーニョが記録したシーズン6得点に並んだのだ」と報じ、「まさに手が付けられないクオリティー。最高の状態でワールドカップを迎えるだろう」と褒めちぎった。
 
 この勝利でバルサはリーグ戦の連続無敗記録を38試合とした。1979-80シーズンにレアル・ソシエダが達成した大記録についに並んだのだ。次節、4月14日のバレンシア戦でチームは不敗記録の、メッシは直接FK弾の新記録更新を狙う。
 

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