静岡ダービーは痛み分けのスコアレスドロー!互いにタイトな守備で相手エースを封殺

2018年04月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

立ち上がりは清水が試合の主導権を握ったが…

川又(右)は前線で身体を張ったが、ゴールには結びつかなかった。写真:徳原隆元

【J1リーグ6節】磐田0-0清水/4月7日/エコパ
 
 J1リーグ6節の磐田対清水が7日、エコパスタジアムで行なわれ、0-0の引き分けに終わった。
 
 プライドを懸けた"静岡ダービー"は、清水が立ち上がりの主導権を握った。アウェーチームは素早い攻守の切り替えを意識し、高い位置からのプレスで相手にビルドアップの時間を与えない。そうして攻撃の芽を潰しつつ、ボールを奪うと2トップのクリスランやミッチェル・デュークを最終ラインの背後に走らせてチャンスをうかがう。
 
 また、遅攻の際にはサイドハーフの石毛秀樹や金子翔太が中央に顔を出して縦パスを引き出し、2トップとの良い距離感を保ってバリエーション豊かな攻撃を仕掛けた。
 
 特筆すべきは、19分のプレーだろう。松原后のくさびを受けた石毛がダイレクトで相手最終ラインの裏へパスを通す。ボールを受けたクリスランが中央へ折り返し、受けたミッチェル・デュークが反転からシュートを放った。崩しの意図がハッキリと見て取れたシーンだ。
 
 一方の磐田は、ギレルメの単独突破や中村俊輔の展開力を活かして反撃を試みる。前半も終盤になると徐々に高い位置に進出する機会が増え、中村のセットプレーからゴールを脅かした。
 
 後半は拮抗した展開となり、スコアレスのまま時間が経過。磐田は4日のルヴァンカップで2ゴールを挙げた荒木大吾や怪我から復帰した小川航基を投入し、攻撃をテコ入れする。試合終盤には、その小川が前線で粘って良い位置でFKを獲得するも、キッカー田口泰士のシュートは上に外れてゴールならず。
 
 清水も白崎凌兵、鄭大世と次々に攻撃の札を切ってゴールを狙いに行ったが、目立ったチャンスを作れないまま試合終了の笛を聞いた。
 
 結局、静岡ダービーは痛み分けのスコアレスドロー。勝点1を分け合い、清水は暫定4位、磐田は暫定10位をキープしている。
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