レアル・マドリーのクリスチアーノ・ロナウドが、ユベントスとのチャンピオンズ・リーグ（CL）準々決勝第1レグで決めたバイシクルシュートが、サッカー史に残るゴラッソだったことに疑いの余地はない。
 
　試合後にマドリーの指揮官ジネディーヌ・ジダンは冗談まじりに「私のゴールのほうが美しい」と述べたが、C・ロナウドのスーパーゴールが、「CL史上最高のゴール」かどうか、その議論は尽きないだろう。
 
　スペイン紙『Marca』は５日、CL史を彩る数々のゴラッソの中から、「最も美しいゴール」を問うアンケートを実施した。候補に挙がった15のゴールは以下のとおりだ。
 
１：　ジョージ・ウェア（1993-94シーズン／バイエルン　０-１　パリ・サンジェルマン）
２：　マウロ・ブレッサン（1999-2000シーズン／フィオレンティーナ　２-３　バルセロナ）
３：　フレドリック・リュングベリ（2001-02シーズン／アーセナル　３-１　ユベントス）
４：　ジネディーヌ・ジダン（2001-02シーズン／レアル・マドリー　２-１　レバークーゼン）
５：　ロナウジーニョ（2004-05シーズン／チェルシー　４-２　バルセロナ）
６：　ユーリ・ジルコフ（2006-07シーズン／ハンブルク　３-２　CSKAモスクワ）
７：　カカ（2006-07シーズン／マンチェスター・ユナイテッド　３-２　ミラン）
８：　マイケル・エッシェン（2008-09シーズン／チェルシー　１-１　バルセロナ）
９：　デヤン・スタンコビッチ（2010-11シーズン／インテル　２-５　シャルケ）
10：　リオネル・メッシ（2010-11シーズン／バルセロナ　３-１　アーセナル）
11：　フィリップ・メクセス（2012-13シーズン／アンデルレヒト　１-３　ミラン）
12：　ズラタン・イブラヒモビッチ（2013-14シーズン／アンデルレヒト　０-５　パリ・サンジェルマン）
13：　サウール・ニゲス（2015-16シーズン／アトレティコ・マドリー　１-０　バイエルン）
14：　メスト・エジル（2016-17シーズン／ルドゴレツ　２-３　アーセナル）
15：　クリスチアーノ・ロナウド（2017-18シーズン／ユベントス　０-３　レアル・マドリー）

 

　同紙のスペイン語版のアンケートには、４万3000人を超えるユーザーが回答しており、27％で「最高のゴール」に選ばれたのは、メッシが頭上にボールを浮かして相手GKをかわして決めたゴラッソだった。
 
　そのバルサの天才の一撃に、C・ロナウドが22％で２位に食い込み、３位には、ジダンが01-02シーズンのCL決勝で放った美しすぎるボレー弾が、全体18％の票を集めてランクインした。
 
　ただ、同じ『Marca』の英語版では、3000人超が回答し、51％と大差でC・ロナウドのゴールがベストに選ばれ、それにジダン（17％）が続き、メッシは12％で3位だった。
 
　回答数の違いもあり、一概に比べることはできないが、数あるビューティフルゴールの中でも、メッシやC・ロナウド、ジダンのゴールが特に高い評価を受けていることは確かなようだ。