【ELまとめ】A・マドリー、アーセナルらが先勝! 南野は電光石火のゴール、復帰の酒井はフル出場

2018年04月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

ホームチームがいずれも勝利を飾る

欧州カップ戦でのクラブ最速記録となる22秒で、コケが先制ゴール。相手に厳しいプレッシャーをかけ続けたA・マドリーは、順当に先勝を飾った。 (C) Getty Images

 4月5日(現地時間)、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝の第1レグ4試合が、欧州各地で行なわれた。
 
 まず日本人選手だが、結果を出したのはレッドブル・ザルツブルクの南野拓実。敵地でのラツィオ戦で、1点ビハインドで迎えた70分に交代出場し、その1分後にいきなり同点ゴールを決めた。ELでは、決勝トーナメント1回戦レアル・ソシエダ戦の劇的同点弾以来となる得点だった。
 
 ただ試合は、その後にラツィオが2点を加えて先勝。今週、チャンピオンズ・リーグ(CL)ではユベントス(レアル・マドリーに0-3)、ローマ(バルセロナに1-4)が厳しい結果に終わったイタリア勢だが、こちらは次ラウンド進出に一歩近付いた。
 
 マルセイユでは、3月に右臀部を傷めた酒井宏樹が復帰。チームの怪我人事情で、本来のSBではなく、CBとしてピッチに立ち、フル出場を果たした。
 
 前半終了間際にヴェルナーにゴールを許したマルセイユは、サール、ミトログルが好機を得たものの決められず、初戦を落とした。しかし、最少失点に止めてホームでの第2レグに臨めるということで、まだまだ十分に準決勝進出の可能性は残している。
 
 続いて、優勝候補筆頭と目されるアトレティコ・マドリーは、スポルティングとの「イベリア勢対決」で2-0の完封勝利。公式戦でのホームゲームにおける連続勝利を9に、無失点時間を828分に伸ばした。
 
 コケが開始22秒でゴールネットを揺らすと、さらにグリエーズマンが前半のうちに加点。スペイン勢には過去10分け2敗と分の悪いスポルティング相手に、ほぼ危なげなく90分間を過ごした。
 
 最後にアーセナルは、ラムジーが序盤で先制。すぐにセットプレーから追い付かれたものの、ラカゼットのPKで再び勝ち越すと、さらに2人が1点ずつを挙げ、前半で勝利を決めた。これで公式戦5連勝を飾ったアーセナル。順当とも言える先勝で、EL制覇に向けてまた一歩、前進した。

 全4試合の結果と得点者は以下の通り。注目のリターンマッチ(第2レグ)は、いずれも4月12日(日本時間13日4時5分開始)に行なわれる。
 
ラツィオ 4-2 レッドブル・ザルツブルク
得点:ラ=ルリッチ(8分)、パローロ(49分)、F・アンデルソン(74分)、インモービレ(76分) レ=ベリシャ(30分)、南野拓実(71分)
 
アトレティコ・マドリー 2-0 スポルティング
得点:コケ(1分)、グリエーズマン(40分)
 
アーセナル 4-1 CSKAモスクワ
得点:ア=ラムジー(9・28分)、ラカゼット(23・35分) C=ゴロビン(15分)
 
RBライプツィヒ 1-0 マルセイユ
得点:ヴェルナー(45+1分)
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