「待ち焦がれていた!」「軽快な動きだ」ついに世界ナンバー1守護神が完全復活への狼煙!

2018年04月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

バイエルン3冠、そしてW杯連覇の大偉業に挑む

約半年ぶりでGK練習に臨んだ名手ノイアー。はたしてW杯本番までにどこまで試合勘とコンディションを整えられるか。(C)Getty Images

 ついに世界ナンバー1守護神が、本格復帰を果たした。
 
 4月5日、バイエルン・ミュンヘンの公式チャンネルが紹介したのは、正GKマヌエル・ノイアーの練習風景だ。この1年間で3度に渡って左足を骨折し、昨年9月の戦線離脱以降、キーパー練習をいっさいしてこなかったが、およそ半年ぶりでボールをキャッチしたのだ。

 
 バイエルンが用意周到に組んだ「復帰プラン」を慎重に遂行してきた。術後はリハビリに専念し、2月に満を持して温暖なタイ・プーケット島に足を運んでランニングを開始。先週になって100%の負荷を掛けた走りをこなせるようになったことで、いよいよボールを使った練習に踏み切ったのだ。

 
 本人はもちろんクラブ関係者、そしてドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督も驚くほどの早い仕上がりだ。当初はワールドカップ本番に間に合わせるためのプログラムだったが、早々にバイエルンのゲームで復帰できる可能性が高まってきた。ユップ・ハインケス監督は「彼の復帰に関してはずっと楽観的だったよ。だからなんらプレッシャーは掛けなかった。ワールドカップを戦う前に、バイエルンのゲームで存分に働いてくれると信じているよ」と語っている。
 
 もちろんファンからは喜びと祝福のメッセージが殺到し、「待ち焦がれていたよ!」「軽快な動きだ。もう心配はいらなさそうだ」「これで全タイトルをいただく」といった調子で、あらためて人気の高さと支持の厚さを示している。
 
 ブンデスリーガ、DFBカップ、チャンピオンズ・リーグの3冠がかかるドイツの超名門。リーグ戦は優勝まであと一歩で、DFBカップは4月17日にバイヤー・レバークーゼンと準決勝を戦い、CLは火曜日の準々決勝第1レグでセビージャに2-1の先勝と、着実に前に進んでいる。
 
 5シーズンぶり2度目のトリプルクラウンへ、そしてワールドカップ連覇の大偉業達成へ──。32歳の頼れる守護神が、完全復活への狼煙を上げた。

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