「俺はベンジャミン・バトン」「傲慢なんじゃない。自信があるだけ」”イブラ節”、新天地アメリカでも炸裂!

2018年03月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

アメリカでもイブラ節炸裂!

新天地でエースナンバーの「9」を背負うイブラヒモビッチは、初挑戦となるアメリカでの成功に自信を漲らせた。 (C) Getty Images

 サッカー界の"百獣の王"は、トップリーグを離れようともハングリーさを失っていない。
 
 現地時間3月30日、元スウェーデン代表FWのズラタン・イブラヒモビッチが、アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)に属するロサンゼルス・ギャラクシーで入団会見を行なった。前日の夜にロサンゼルス国際空港に到着した際には、数百人のサポーターから熱烈な歓迎を受け、サインや写真撮影に気前良く応じていた。
 
 イブラヒモビッチは、昨年4月20日に行なわれたヨーロッパリーグ準々決勝第2レグのアンデルレヒト戦で、選手生命も危ぶまれる右膝の前十字靭帯断裂という大怪我を負った。昨年11月18日にプレミアリーグ第12節ニューカッスル戦で復帰したものの、以降は公式戦7試合しか出られておらず、36歳という年齢も含め、試合勘という点で、いささかの不安を残している。
 
 しかし、自らを"百獣の王"と称する36歳のビッグスターは、「俺は若くなった気持ちでいるよ」と語り、さらにハリウッド俳優のブラッド・ピッドが主演した名作映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を引き合いに出して、"イブラ節"を炸裂させた。

「前にも言ったが、俺はベンジャミン・バトンのような感じなんだ。年を取って生まれてきて、若くなって死ぬんだ。だから、年齢がいくつかなんて気にしないでくれ。俺がイングランドに渡ったとき、もう年寄りだと言われ、車いすに乗せられた老いぼれのように扱われた。だけど、俺は3か月後にイングランドを支配し、皆が『彼は空を飛んでるみたいだ』と言っていた。年齢なんて数字にすぎないんだ」

 年齢やパフォーマンスに対する不安を一蹴したイブラヒモビッチ。LAギャラクシーは、すでにチケット完売となっている31日のロサンゼルスFCとのダービーマッチでのデビューも噂されるなか、当人はやる気を漲らせた。
 
「俺はここで何ができるかを知っているし、何をしたいかも分かっている。何をもたらせるかも分かっているし、もたらしたいものも理解している。俺は"傲慢"なんじゃない。自信があるだけだ。俺は勝つためにここにやって来た。ワクワクしているよ。いま、ライオンはハングリーなんだ」
 
「アドレナリンが漲っている。見てからのお楽しみだ」と期待に胸を躍らせるイブラヒモビッチ。欧州で数々の伝説を作り上げてきた男は、アメリカでも輝かしいキャリアを築けるだろうか。

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