「ポジティブな驚き」「熱狂を運ぶ男」プレーオフに臨む森岡亮太を地元メディアが激賞!

2018年03月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

対するヘント久保裕也は「決勝点キング」

日本代表2連戦ではいまひとつ存在を示せなかった森岡(左)と久保(右)。上位プレーオフ開幕戦の直接対決でどんなパフォーマンスを披露するのか。(C)Getty Images

 ベルギーのジュピラーリーグはいよいよシーズンのクライマックス、上位プレーオフが開幕した。
 
 レギュラシーズンで得た勝点をそのままに、上位6チームがあらためて総当たりのリーグ戦に臨む。その開幕戦でいきなり激突するのが、森岡亮太のアンデルレヒト(2位)と久保裕也のヘント(4位)だ。ベルギー・メディアは大一番を前に、両チームの攻撃の急先鋒を担うふたりのサムライに注目した。

 
 サッカー専門サイト『Voetbal Nieuws』はまず、森岡を絶賛する人気解説者のコメントを紹介。元ベルギー代表DFのフィリップ・アルベールは日本代表MFをこう評した。
 
「アンデレヒト移籍後のモリオカに対しては、失望している者もいると聞く。そうだろうか。私は、彼が持てる才能をアンデルレヒトのために役立ててくれると確信しているよ。たしかスピードには欠けるが、それを卓越したプレービジョンと素早い状況判断で十二分に補っているからね。攻撃を上手く循環させるんだ。私は彼こそがプレーオフのキーマンだと見ている」

 
 さらに同サイトは、久保に関する決定的なデータを引き出している。「ユウヤ・クボはここまでリーグ戦で7ゴールを決めているが、そのうち5ゴールが決勝点である。これはリーグトップタイの数値で、日本人アタッカーの勝負強さを物語っている」と評した。久保と同じく5得点を挙げているのが、ジョナサン・ボリンギ(ムスクロン)とテディ・ケバリエ(コルトリイク)のふたり。彼ら3人は言わば"決勝点王"だ。
 
 そしてベルギーの全国紙『HLN』では、解説者の元ベルギー代表MFパトリック・フェルホールトが森岡を注目選手にピックアップ。その理由をこう明かしている。
 
「おそらくリョウタ・モリオカはポジティブな驚きとなるだろう。個人的にはアンデルレヒト移籍は成功だと考えているし、今回のプレーオフでは重要な役割を演じると見ている。決定的な仕事ができる切り札であり、スタジアムに熱狂を運ぶプレーヤーだ」
 
 先の日本代表2連戦ではともに好アピールには至らず、シーズン終盤戦での捲土重来を期す森岡と久保。はたして、アンデルレヒトの本拠地で行なわれる日本人対決はいかなる結末を迎えるのか。キックオフは日本時間4月2日の午前1時、試合はDAZNでライブ中継される。
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