「史上最高のゴール」「忘れられない夏だった」ガスコインがEUROで決めた“伝説のスーパーボレー”を回想!

2018年03月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

ガスコイン自らがリバイバル。

ボールではなく身体をめがけて向かってくる相手DFをヒラリとかわし、豪快なボレーを突き刺したガスコインの一発は、いまも「世紀のゴール」と言われている。 (C) Getty Images

 まさにサッカー・ファンの魂を揺さぶった一発だった。
 
 現地時間3月25日、元イングランド代表MFのポール・ガスコインが、自身が決めたスーパーゴールをツイッターで回顧して大きな反響を呼んでいる。
 
 現役時代には、類まれなドリブルテクニックとパスセンス、そして何より愛嬌のあるキャラクターでイングランド国民のハートを鷲掴みにした英雄、ガスコインが振り返ったのは、母国で開催されたEURO1996で自らが突き刺した鮮やかなボレー弾だ。
 
 グループステージ突破の懸かった2戦目で、相手は宿敵スコットランド、さらに舞台は『聖地』ウェンブリー。これ以上ない条件が揃った中でガスコインは伝説となった。
 
 イングランドが1点をリードした79分、左サイドのダレン・アンダートンからのパスをバイタルエリア手前で受けたガスコインは、寄せにきた相手DFコリン・ヘンドリーを浮き球で軽やかにかわしてゴール前に進入。最後は落ちてきたボールを右足ボレーで豪快に突き刺したのだった。

 
 今でも語り継がれる伝説のゴールを自らツイッターでリバイバルさせたガスコインは、「ただ、公園を散歩しただけさ」と、難易度の高いボレーが楽勝だったことをアピール。このつぶやきには当然、多くのサッカー・ファンから反響があり、「イングランド史上最高のゴール。ゴージャスすぎる」や「今でもこの午後を忘れない。最高の夏だった」、「ガッザ、君のせいでこの夏を忘れることができずにいる」など多くの称賛コメントが寄せられた。
 
 キャリアの晩年から重度のアルコールと薬物の依存症を患い、今もその治療に励んでいるガスコイン。それでも一時期に比べれば回復傾向にあるようで、最近では度々公の場に姿を現し、今年1月からSNSも始めるなど、元気な姿を見せている。
 
 50歳となったガスコイン。いまだ病との格闘を続けているが、多くのファンが、英雄の完全復活を待ち望んでいる。
 

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