「縦に早いだけじゃ…」大迫勇也が提示した攻撃の処方箋は"揺さぶり"

2018年03月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「縦に早い攻撃だけじゃ無理だっていうのは、やっている選手も感じていると思う」

写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 ベルギー遠征中の日本代表が24日、現地でトレーニングを行なった。マリ戦から一夜明けたこの日、大迫勇也がメディアの取材に応じた。
 
「危機感はさらに増したというか、良くしていかないといけないですよね、これから」と切り出した大迫は、「アフリカ系の相手に先制点を取られると改めてきついなと思った。前半の最初は悪くなかった。あそこで決めておけばもっと違う展開になったと思う」と1-1で引き分けた試合を振り返った。
 
 日本は序盤にチャンスを作った一方、時間の経過とともに攻撃が機能不全に陥っていった。その理由について日本のエースは、「なかなか前にボールが入らなかったし、後ろで上手く作れなかったのもある。僕らが前で起点を作りつつ、ゴールに向かっていければよかったですけど」と反省を口にしている。
 
 具体的には「縦に早い攻撃だけじゃ無理だっていうのは、やっている選手も感じていると思う。1本のパスで得点を取るのは、ああいうアフリカ系の相手に対しては難しい」と単調さが問題だったと分析し、同時に「裏を狙うのはもちろんだけど、そこで1本、2本揺さぶるパスが大事になると思うし、そこで食いつかせることで、さらに裏っていう意識を持たせられるのかなと思う」と改善策をイメージしているようだ。
 
 ハリルホジッチ監督が求める縦に早い攻撃に、自分たちのアイデアをプラスしてブラッシュアップできれば、確かに攻撃の迫力は増すだろう。
 
「だから、そこのイメージの共有だけでも選手同士であればよかった。1試合したことで次の試合は良くなるとは思う。2、3日の時間があるから、そこでみんなが整理して次の試合に臨むことが大事かなと思います」

 27日のウクライナ戦では、大迫がイメージする「1本、2本揺さぶるパス」や「そこで食いつかせることで、さらに裏」という連動性を発揮できるのか。日本代表の修正力が問われることになる。

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