C・ロナウドが代表通算得点で釜本氏を超える! 歴代1位はあの「イランの英雄」

2018年03月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

足掛け15年で記録更新!

後半アディショナルタイムに2ゴールを叩き込み、ポルトガルに逆転勝利を呼び込んだC・ロナウド。これで釜本氏の記録を破った。 (C) Getty Images

 現在のサッカー界を牽引するトップスコアラーが、またも記録を更新した。
 
 現地時間3月23日に行なわれたエジプト代表との国際親善試合に出場したポルトガル代表のクリスチアーノ・ロナウドは、後半アディショナルタイムに2ゴールを挙げ、2-1の逆転勝利に貢献。代表通算得点数を「81」に伸ばしたのだ。
 
 ポルトガルは56分にエジプトのエース、モハメド・サラーに先制点を奪われて後半アディショナルタイムを迎え、窮地に追い込まれていたが、この土壇場で魅せたのが"千両役者"C・ロナウドだった。
 
 92分に左サイドのリカルド・カレスマのクロスから、ヘディングシュートで同点ゴールを決める。さらにその2分後、今度は右サイドでのFKで、再びカレスマの供給したボールを頭で合わせて決勝点を奪ったのだ。

 文字通りの殊勝な2ゴールで敗色濃厚のチームを救った大エースを地元紙『Record』は、「ポルトガルに勝利をもたらした」と称賛したうえで、代表通算得点を「81」に伸ばしたことにも触れている。
 
「クリスチアーノ・ロナウドは終了間際に2ゴールを叩き込み、再び自身のキャリアにとって忘れ難い黄金のページを記すことになった。代表通算81ゴールとなり、80ゴールを挙げた日本人ストライカー、クニシゲ・カマモトの記録を追い抜いた」
 
 メキシコシティ・オリンピックでの得点王をはじめ、1960~70年代にかけて日本代表を牽引した伝説のストライカー、釜本邦茂氏の記録を、C・ロナウドは2003年のA代表デビュー以来、足掛け15年で塗り替えた。
 
 ただ、上には上がいる。釜本氏の得点記録を破ったC・ロナウドだが、歴代では3位。2位には、FIFAが選定する『プスカシュ賞』の由来にもなった元ハンガリー代表のレジェンド、フェレンツ・プスカシュ氏が「84」で入っている。
 
 そして、1位に君臨しているのは、あの元イラン代表のアリ・ダエイ氏だ。アジアでの戦いにおいて、幾度となく日本を苦しめてきた『ペルシアン・タワー』は「109」ゴールを叩き出している。
 
 今年に入ってレアル・マドリーでも公式戦13試合で23ゴールと怒涛のラッシュを決め込んでおり、ロシア・ワールドカップに向けてエンジンがかかってきたC・ロナウドだが、それでもダエイ氏に並ぶことは容易ではないだろう。

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