チャイナカップ2018に参加するウルグアイが、23日にチェコと準決勝を戦い、２-０で勝利。危なげなく決勝進出を決めた。

　ウルグアイは９分、ルイス・スアレスが味方との大きなワンツーパスでペナルティーエリア内に進入。すると遅れて飛び出したチェコGKイジー・パブレンカに倒され、PKを獲得した。これをスアレスがみずから決めて先制に成功している。

　あっさり１点のリードを奪ったウルグアイは37分、今度はそのスアレスと同い年のストライカー、エディンソン・カバーニが魅せる。

 

　左サイドから放り込まれたクロスを味方が頭でつなぐ。するとこれが、慌ててラインを上げようとする敵DFと入れ替わる形でゴール前に飛び出したカバーニへの絶好のラストパスとなる。

　一瞬オフサイドかにも思われたが、右サイドに敵のDFがひとり残っていたため判定はオンサイド。パリSGに所属する長身FWは、瞬時の判断で敵ゴールに背を向けると、次の瞬間には宙を舞っていた。そして、華麗なオーバーヘッドキックによるシュートを、ゴール右隅に突き刺した。

　ウルグアイはスアレスとカバーニによる"アベック弾"でチェコに２－０と快勝。26日に中国・南寧市で開催されるチャイナカップの決勝進出を決めている。決勝の相手は、22日に開催国の中国を６-０の大差で下したライアン・ギグス新監督率いるウェールズ。敗れたチェコは、同じく26日に中国と３位決定戦を戦う。