【親善試合まとめ】ドイツとスペインの新旧王者対決はドロー、メッシ欠場のアルゼンチンはイタリア撃破 etc.

2018年03月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

ポルトガルは後半ATでのエースの2発で逆転勝利

先制アシストのイニエスタ(右)と同点弾のミュラー(左)。試合はチャンピオン同士の対決らしく、非常にハイレベルで娯楽性に富んだものとなった。 (C) Getty Images

 3月23日(現地時間)、世界各国で国際親善試合が行なわれ、ロシア・ワールドカップ出場国はそれぞれ、この貴重な調整の場で激闘を繰り広げた。
 
 日本は仮想セネガルとして臨んだマリ戦で、終了間際にA代表デビュー戦の中島翔哉がいきなりゴールを決めて1-1の引き分け。W杯グループステージで同グループとなったポーランドはナイジェリアに0-1で敗北、セネガルはウズベキスタン相手に1-1に終わった。

 唯一勝ったのはコロンビア。しかも、満員のスタッド・ドゥ・フランスでのフランス戦で、0-2から試合をひっくり返したのだ。本大会に向けて、着実に力と調子が上がっていることを窺わせる一戦だった。
 
 優勝候補の一角であるブラジルは、エースのネイマールを欠いたものの、開催国ロシアを敵地で3-0と撃破。前半から攻勢を続け、後半にT・シウバのヘッドを相手GKが弾いたところをミランダが詰めて先制すると、コウチーニョのPK、そしてウィリアンのクロスをパウリーニョがヘッドで決めて快勝を飾った。
 
 イタリア対アルゼンチンはイングランドのマンチェスターで開催。エティハド・スタジアムの1階席がほぼ埋まる程度の観客を集めて行なわれた試合では、代表復帰したイタリアの40歳ブッフォンが好守を連発したが、メッシ欠場のアルゼンチンは終盤にカウンターなどから2点を奪った。
 
 アムステルダムでオランダと対戦したイングランドは、エースのケインが足首の怪我で不在のなか、前半から幾度も敵陣深くまで攻め入ったが、得点が生まれたのは後半。ローズの左からのクロスがクリアされたところを、リンガードがダイレクトで叩いてゴール左隅に詰めて決勝点を挙げた。
 
 現王者と前王者の対戦となったドイツ対スペインは、後者が立ち上がりにイニエスタの見事なスルーパスからロドリゴが決めて先制。その後もホームチームを押し込んだが、ドイツはミュラーが一瞬のチャンスを逃さずに同点とし、以降、スコアは動かず。とはいえ、ハイレベルで見どころの多い好試合となった。
 
 劇的な展開となったのは、ポルトガル対エジプトだ。今、飛ぶ鳥を落とす勢いのサラーの左足によるシュートでエジプトが先制。そのまま試合は後半アディショナルタイムに突入したが、そこからポルトガルはエースのC・ロナウドが、2度にわたってカレスマのクロスを頭で決め、最後の最後で逆転に成功した。
 
 ここまでのW杯出場国の試合結果と、3月中の国際親善試合の日程は次頁の通りである。

次ページ国際親善試合結果&日程(3月23日~28日)

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