バルサ、リーガ制覇に加えてピチーチ&サモーラも? 史上4チーム目の“完全制覇”なるか

2018年03月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

C・ロナウドも驚異の追い上げを見せるが。

29節のA・ビルバオ戦でも1ゴールを叩き込んだメッシ。C・ロナウドの猛追をかわして5度目のピチーチ獲得なるか。(C)Getty Images

 アトレティコ・マドリーとの直接対決を制したことで、バルセロナがリーガ・エスパニョーラのタイトルを取り戻す可能性が濃厚となっている。それでも彼らのモチベーションの低下を心配する必要はない。"完全制覇"もあり得るからだ。

 スペイン紙『Marca』は、バルサがリーガ制覇に加え、ピチーチ(得点王)とサモーラ(最少失点率)の両賞を加えた"3冠"の可能性を残していると伝えた。

『Marca』紙によると、リーガでこれまで「優勝&ピチーチ&サモーラ」を成し遂げたチームは3つ。アスレティック・ビルバオ(1929-30シーズン)、バレンシア(1943-44)、レアル・マドリー(1960-61、1962-63、1987-88)が達成している。

 
 ピチーチに関しては、クリスチアーノ・ロナウドが最近の9試合で18得点とゴールを量産中。序盤戦の不振から完全に立ち直り、リオネル・メッシを猛追している。

 だが、通算4回のピチーチ受賞を誇り、テルモ・サラの持つ歴代最多記録(6回)に迫りつつあるリオネル・メッシが、C・ロナウドに3ゴール差をつけて得点ランクの首位に立っている事実は変わらない。

 サモーラ争いはさらに熾烈だ。過去2シーズンの受賞者であるアトレティコのヤン・オブラクは、今シーズンも29節までの全試合に出場して14失点(失点率は0.48)と堅い守備を誇っている。だが、バルセロナのマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンは29試合に出場して13失点(失点率は0.45)。そのオブラクを上回る好成績を残している。

 リーガで首位に立ち、チャンピオンズ・リーグでベスト8に駒を進め、コパ・デル・レイでは決勝に進出と、3冠の可能性を残しているバルサ。昨シーズンから続くリーガでの連続無敗記録(36試合)を更新中のチームは、クラブにとって初の、そしてスペインでは4チーム目となる「優勝&ピチーチ&サモーラ」の"完全制覇"を実現させることができるのか。
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