「夢にも思わなかった最高の栄誉」 ギグス監督の初陣でハットトリックのベイルが新記録を樹立!

2018年03月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

新監督も「素晴らしい快挙」とベイルを称賛。

この中国戦で3点を奪ったベイルは、ラッシュ氏(56歳)が持つウェールズ代表の最多得点記録を塗り替えた。(C)Getty Images

 所属するレアル・マドリーで去就が騒がれているガレス・ベイルにとっては、久々に心が晴れやかになる出来事だったことだろう。

 ベイル擁するウェールズ代表は現地時間3月22日、国際親善試合で中国代表に6-0と圧勝した。この試合でハットトリックを達成したベイルは、代表での通算得点記録を29に伸ばし、同国のレジェンド、イアン・ラッシュ氏の記録(28得点)を上回る新記録を樹立した。

 英国『BBC』によると、ベイルは「子供のころは、まさか自分がウェールズ代表のトップスコアラーになるなんて、夢にも思わなかった」と、喜びを露にしている。

「記録を更新できたのは素晴らしいこと。僕がこれまでのキャリアで成し遂げた中でも最高の栄誉のひとつだ。ただ、通算得点の新記録樹立は個人的に嬉しいことだけど、チームメイトがいなければ成し遂げられないことだった」

 
 この中国戦はウェールズ代表のライアン・ギグス新監督の初陣でもあり、ベイルは「新指揮官の存在がモチベーションになった」と述べている。

「素晴らしいスタートになった。僕らは監督がなにを期待しているか知っている。でも、こうやって続けていかなければいけないことも分かっている」

 そのギグス監督は、「もっとも偉大なゴールスコアラーのひとりであるラッシュの記録を更新したのは、素晴らしい快挙だ」と、ベイルの記録達成を手放しで称賛した。

「彼は世界のどんなチームをも痛めつけることができる。ラッシュの記録は決して破られないと思われていたはずだ。ベイルにとってはファンタスティックな瞬間だったね。そして彼はその記録に値する選手だよ」

 2016年のEUROでベスト4と躍進しながら、ロシア・ワールドカップは予選敗退に終わった。ギグス新体制はウェールズをどこまで成長させることができるだろうか。
 
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