「天才的な閃き」「ドイツの皇帝」名手クロースの絶品アシスト集にファン感嘆!

2018年03月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

とりわけリスタート時のキックが多彩だ

世界王者マドリーを緩急自在のパスで操るクロース。チームメイトもジダン監督も全幅の信頼を寄せるワールドクラスだ。(C)Getty Images

 世界王者レアル・マドリーの名司令塔は脂が乗り切っている。貫禄十分にミドルゾーンを闊歩し、スター軍団を見事に束ねるドイツ代表MF、トニ・クロースだ。
 
 バイエルン・ミュンヘンからマドリーに鳴り物入りで加入し、早や4年目。28歳と円熟期に突入し、その技巧とプレービジョンに磨きがかかっている。ルカ・モドリッチやカゼミーロ、イスコ、マテオ・コバチッチら錚々たる顔ぶれが居並ぶマドリーMF陣にあって、誰と組んでも巧みに個性を引き出し合い、攻守両面で総合力の高さを見せつける。フットボールIQが図抜けて高い稀代のパサーだ。

 
 そんなクロースの絶品アシストにスポットライトを当てているのが、リーガ・エスパニョーラの公式ツイッター。「狙いを定めたところにボールを運ぶ」との一文を添え、スペシャルムービーを公開している。相手をぎりぎりまで引き付けて抜群のタイミングで繰り出す骨抜きパスに加え、やはり真骨頂はリスタートキック。緩急織り交ぜ、高く蹴り上げて急速に落ちる球、鋭いライナー性の高精度クロスなど、実にレパートリーが多彩だ。そのターゲットの大半がセルヒオ・ラモスなのも興味深い。

 動画を観たファンからは賛辞の声が殺到。「スナイパーとも言えるドイツの皇帝」「天才的な閃きのパスだ!」「この才能は羨ましすぎる」「難易度の高いプレーを簡単にやるよね」といった調子だ。

 
 2月に膝の靭帯を傷めて1か月半の離脱を余儀なくされたが、3月10日のリーガ28節エイバル戦で先発復帰すると、続く29節ジローナ戦では鮮やかに2アシストをマークしてチームの6-3勝利に貢献。徐々にコンディシィンを上げている。
 
 キャリアの春を謳歌するクロースは、もちろんドイツ代表でも中軸だ。今夏のロシア・ワールドカップでは同国史上初となる、大会連覇の大偉業に挑む。

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