「俺ならC・ロナウドを呼べる」ボクシング界最強の猛者がニューカッスル買収を英紙に独白!?

2018年03月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ザ・マネー」が経営者へ仰天転身か?

メイウェザーは昨年8月に行なわれたマクレガーとの対戦で、老獪なテクニックを見せつけて見事に勝利を収めている。 (C) Getty Images

 ボクシング界最強の猛者は、総合格闘家との対戦の次に、サッカークラブの経営に野心を抱いているようだ。
 
 その飽くなき野心を英紙『Daily Star』に公言したのは、元ボクシング5回級チャンピオンのフロイド・メイウェザーだ。
 
 メイウェザーは、もはや説明不要のボクシング王者だ。そのプロキャリアにおける通算戦績は50戦50勝と圧倒的(対戦相手の選定など懐疑的な声もあるが……)で、無敗での5階級制覇という前人未到の偉業も達成した。
 
 昨年8月26日にはUFC(総合格闘技)世界ライト級王者のコナー・マクレガーと、ボクシングのスーパーウェルター級12回戦を行ない、見事にTKO勝利を収め、1億ドル(約106億円)という莫大なファイトマネーを得た。

 まさに史上最強のファイターにして、最高のエンターテイナーの一人と言えるメイウェザーは、巨万の富によってあらゆるものを手に入れてきたことと、我を押し通す性格から「ザ・マネー(金の亡者)」の愛称を持つ。
 
 そんなメイウェザーが新たに目を付けたのは、プレミアリーグの名門、ニューカッスルの買収計画である。
 
 メイウェザーが着眼したのには理由がある。それは現在、同クラブのオーナーを務めているマイク・アシュリー氏は、昨年10月に売却する意思があることを明らかにしていたからだ。

 これを受け、アメリカのメジャープロレス団体『WWE』を経営するビンス・マクマホン氏の接触が報じられた他、英国の投資ファンド『PCP Capital Partners』のアマンダ・スタイブリー女史から3億ポンド(約465億円)での売却を持ちかけられたが、いずれも交渉は破談に終わっていた。
 
 そんな不遇な状態が続くニューカッスルの買収問題に一石を投じようというメイウェザーは、『Daily Star』紙に対して「もし、俺がニューカッスルに投資したら、あそこでパーティをするため、頻繁に戻ることになるだろうな」と冗談まじりにクラブ経営への興味を明かし、すぐに真剣な語り口で続けた。
 
「俺はいつも新しいビジネスに対してオープンだし、どんな種類のスポーツも好きだ。だけど、投資をするときは感情じゃなく頭で考えている。感情のままに投資をするのは、カネを失うもっとも簡単な方法だ」

「誰かがビジネスプランを持ちかけてきて、俺の周りのヤツらが『これはカネになるぜ』って言ったら、俺も投資したいと思うよ。サッカーは俺の領域じゃないけど、いたるところと繋がっているからね」
 
 経営者への仰天転身を仄めかすメイウェザー。その経営プランは「ザ・マネー」らしく壮大なものだ。
 
「クリスチアーノ・ロナウドのことはずっと応援してきたし、俺の友人でもある。俺なら、彼のキャリアの最後をニューカッスルで迎えさせることも可能かもしれないな」
 
 これまでも不可能と思われたことを可能にしてきたボクシング界のチャンプは、サッカー界にも驚きを提供するのか。その動向から目が離せない。
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