青森山田高がサニックス杯初制覇!福岡U-18が準V、鳥栖U-18が3位に入るなど九州勢も奮闘!

2018年03月18日 高校サッカーダイジェスト編集部

青森山田高は大会6試合で13得点・2失点と隙のない戦いぶりを披露!

青森山田高はサニックス杯終了後も転戦し、福岡、兵庫、千葉などでプレミアリーグ開幕前最後の調整を行なう。写真:松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)

 18日、「サニックス杯2018」の最終日が福岡県宗像市にあるグローバルアリーナで行なわれた。

 4日目となった最終日は、決勝戦と各順位決定戦を実施(全試合40分ハーフ)。13:30からのファイナルでは、一昨年度の選手権覇者・青森山田高と地元の福岡U-18が初優勝を懸けて対戦した。
 
 プレミアリーグ勢対決で先手を取ったのは青森山田高だ。前半5分に右サイドを抉ったバスケス・バイロン(新3年)がゴール前にラストパスを配給。小松慧(新3年)が絶好機を見逃さず、冷静にネットを揺らした。
 
 青森山田高はリードを奪うと、盤石のゲーム運びを披露する。両サイドハーフのバスケス・バイロンや檀崎竜孔(新3年)を起点に迫力のある攻めを繰り出し、守ってもCBの三國ケネディエブス(新3年)と守護神の飯田雅浩(新3年)らが勇戦。福岡U-18のアタックを身を挺して跳ね返し、前半を無失点で折り返した。
 
 優勢に試合を進める東北の雄は、後半4分に先制ゴールと同様の形で相手の守りを崩すと、小松の折り返しにバスケス・バイロンが合わせて追加点。その後も危なげなく試合を進め、14分には再び小松のパスからバスケス・バイロンが3点目を奪って勝負あり。決定力と堅守を見せた青森山田が嬉しい初優勝を飾った。

 試合後に黒田剛監督は「予想以上に守備ができていた」と大会を総括し、選手たちの頑張りを評価。ただ、勝利をしたからこそ今後の取り組みが重要になるとも語り、「さらに積み上げていく作業をしないといけない。油断をしてしまうと、この先勝てなくなる可能性がある」とプレミアリーグ開幕に向けて気を引き締めていた。
 
 3位決定戦は、プリンスリーグ九州所属の鳥栖U-18が、プレミアリーグ組の神戸U-18を2-1で撃破。グローバルアリーナ杯(予選リーグ3位、4位による下位トーナメント)では市立船橋高が今冬の選手権王者・前橋育英高を4-1で破り、前回チャンピオンの意地を見せる格好となった。
 
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18日の結果は下記の通り。
 
決勝
福岡U-18 0-3 青森山田高
 
3位決定戦
神戸U-18 1-2 鳥栖U-18
 
5位決定戦
流経大柏高 3-1 日章学園高
 
7位決定戦
FC東京U-18 3-1 大津高
 
9位決定戦(グローバルアリーナ杯/下位トーナメント・決勝)
市立船橋高 4-1 前橋育英高
 
11位決定戦
東福岡高 3-2 光州FCユース(韓国)
 
13位決定戦
U-17マレーシア代表 3-1 FCイジョレツ・インコンユースFC(ロシア)
 
15位決定戦
清水高(台湾)1-5 東海大福岡高

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