「“あの人”が何かを変えてくれた」プレミア再挑戦で覚醒したサラーが語る成功の理由

2018年03月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

覚醒したサラーの夢は?

ワトフォード戦で図抜けたパフォーマンスを披露したサラー(左)。その活躍の秘訣は本人の謙虚さにありそうだ。 (C) Getty Imgaes

 現地時間3月17日のプレミアリーグ第31節ワトフォード戦で、リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーは4得点・1アシストの大車輪の活躍を見せ、大勝劇(○5-0)の主役となった。
 
 プレミアリーグの得点ランクで首位に立つサラーは、公式戦36ゴールをマークし、デビューシーズンにおけるリバプールのクラブレコードを更新。その活躍には、多方面から賛辞が寄せられている。
 
 かく言うサラー本人はいたって謙虚だ。ワトフォード戦後に、英国メディア『BT Sport』で、「みんなに感謝しなければいけない。チームメートがいなければ、僕はこの数字にたどり着けなかったからね」と、仲間に謝意を表した。
 
 さらに、サラーは、「僕らはすべての試合で勝点3を目指している。僕自身もすべての試合で得点を挙げ、チームを助けようとしているよ。今日は勝利が最も大切だったけどね」と、チームの結果が最優先と続けている。


 
 2014年の1月にバーゼルからステップアップを果たしたチェルシー時代にインパクトを残せず、一度はイタリアへと去っていったエジプト代表FWだが、『ESPN』のブラジル版では、「友だちにはプレミアリーグに戻りたいと言っていた」と、雪辱に燃えていたことを明かした。
 
「プレミアリーグが大好きなんだ。自分のサッカースタイルに合っていると感じる。リバプールに来て、初日から幸せだと言っていた。ここで自分のサッカーを見せたいとね。5年前の自分と比べれば、すべてが変わった。精神的にも肉体的にも、すべてね」
 
 そして迎えた2度目のプレミアリーグ挑戦で、大ブレイクを果たしたサラーだが、その背景にはユルゲン・クロップ監督の指導も大きく影響していたようだ。サラーは、「自分の何かを変えてくれた」と、ドイツ人指揮官の後押しを認めている。
 
「これまで所属したクラブよりも、今はゴールにより近いところでプレーしている。この4、5年の僕のゴールやプレーのすべてを見れば、毎年良くなっているのが分かるはずだ」
 
 サラーがゴールを量産し続ければ、リバプールが悲願とするプレミアリーグ優勝も夢ではない。サラー自身も、「ここで久しぶりのリーグ制覇を果たすのが夢だ」と意気込んだ。
 
「このクラブはもう長いこと優勝していないね。正直、僕のそれを叶えるのが夢なんだ。このクラブで優勝したい!」
 
 今シーズンこそマンチェスター・シティに独走を許したが、サラーとリバプールは来シーズン、プレミアリーグ優勝という夢を実現させられるだろうか。
 
 

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