サラーだけじゃない! リバプールのセレソンFWが魅せた“ヒザ・ボレー”の衝撃!

2018年03月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

全公式戦23得点は自身のキャリアハイに

サラーの4得点に注目が集まったワトフォード戦だが、このフィルミーノの一撃が最大の鮮烈だった。芸術点がすこぶる高い。(C)Getty Images

 土曜日のプレミアリーグ31節、本拠地アンフィールドにワトフォードを迎えたリバプールは、エジプト代表FWモハメド・サラが4ゴール・1アシストと全得点に絡む大活躍を見せ、5-0の圧勝を飾った。
 
 通算得点を28に伸ばし、プレミア得点ランキングで単独首位に立ったこの小柄な"魔法使い"を、英メディアはこぞって絶賛。「超人的なプレー」「阻止不能」「アンフィールドの伝説となった」と褒めちぎった。

 
 ただ、その試合ではスーパーゴラッソが生まれている。チームの3点目、49分にロベルト・フィルミーノが挙げた高難易度のフィニッシュだ。右サイドを打破したサラーが左足でニアへライナー性のクロスを送る。猛然と飛び込んだブラジル代表FWはジャンプしながら後ろ足の、しかもヒザにフリックさせてゴールにねじ込んだのである。

 
 英衛星放送局『Sky Sports』は「サラーの活躍に話題が集まったゲームでは、フィルミーノがシーズンベストとも言えるゴールを決めた。極上のテクニックだ」と評し、高級紙『The Guardian』は「空中で鮮やかに合わせたグレイトゴール。サラーの4ゴールとともに刻まれるべき場面だ」と称えている。
 
 フィルミーノはこのゴールで、今シーズンの全公式戦での得点を23とした。これは自身のキャリアハイで、アシストも13をマークと奮迅の働きを示している。先月、サラーの活躍について訊かれたフィルミーノは「なんら不思議なことではない。モハメドは確かなクオリティーの持ち主だからね。彼とはすごくフィーリングが合うから、これからもコンビネーションを磨いてリバプールの躍進に貢献したい」と話していた。
 
 イアン・ラッシュ&ケニー・ダルグリッシュ、ジョン・バーンズ&ピーター・ベアズリー、マイケル・オーウェン&エミール・ヘスキー、スティーブン・ジェラード&フェルナンド・トーレス、ルイス・スアレス&ダニエル・スターリッジなど、数多のレジェンド・デュオがアンフィ―ルドを彩ってきた。サラー&フィルミーノもまた、その系譜に名を連ねる黄金コンビだ。

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