メッシとの比較も…圧巻のサラーに賛辞の嵐 「偉大さの始まり」「高額移籍金も大特価だった」

2018年03月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

クロップやジェラードがベタ褒め。

試合の主役となったサラーを笑顔で祝福したクロップ。 (C) Getty Images

 圧巻のパフォーマンスだった。現地時間3月17日に行なわれたプレミアリーグ第31節のワトフォード戦で、リバプールのモハメド・サラーは、4得点・1アシストと大車輪の活躍でチームを5-0の大勝に導いた。
 
 プレミアリーグの得点ランク単独首位となる28ゴール目だけでなく、公式戦でのゴール数も36に伸ばした。加入1年目としては、リバプールのクラブレコードとなる見事な数字の数々に、OBからも賛辞が寄せられている。
 
 元イングランド代表FWでもあるマイケル・オーウェンは、自らのツイッターで、「得点を挙げるのがサッカーで最も難しいところだったが、サラーは私にそれを疑わせ始めている」とコメント。また、英『BBC』によると、同クラブのレジェンドで、現在はU-18チームの監督を務めているスティーブン・ジェラードも、「我々は偉大なことの始まりを目撃している」と、サラーを絶賛したという。
 
 これだけの活躍を見せているならば、昨夏にリバプールがローマに支払った移籍金が安く感じられるのも不思議ではない。「3400万ポンド(約51億円)がお買い得に見える」と話した元アイルランド代表のシェイ・ギブンもその一人だ。
 
「夏にリバプールが彼を引き留められるか興味深い。欧州のあらゆるビッグクラブが彼のことを狙うだろうね」
 
 元イングランド代表のガリー・リネカーも、ツイッターで「3750万ポンド(約56億3000万円)を大特価と言うのはクレイジーなようだが、今のサラーはどれほどの価格だろうか?」と持論を述べた。
 

 
 
 相次ぐ賛辞の中には、世界最高級の選手と比肩するというものもある。バルセロナのリオネル・メッシとの比較だ。
 
 リバプールのユルゲン・クロップ監督は、「誰もメッシとの比較は望んでいないだろう。(メッシと)同じ影響をチームに与えられた選手は、ディエゴ・マラドーナだけだと思う」と過剰な比較に釘をさしつつ、サラーが「ファンタスティックな道にいるのは確かだ」と称賛した。
 
「人生と同じで、スキルがあるならそれをコンスタントに一貫して示さなければいけない。そしてサラーはとてもうまくやれている。他の選手たちも、彼も、互いに一緒にプレーするのを楽しんでいるよ」
 
 プレミアリーグの得点王を争うトッテナムのハリー・ケインが負傷で戦列を離れている中、サラーはどこまで得点を伸ばしていけるのか。リバプールはインターナショナルマッチウィーク明けの3月31日のリーグ再開節で、クリスタル・パレスと対戦する。
 

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