「超人の域だ!」「阻止不能のマジック」驚愕4発のサラーを英メディアが大絶賛!

2018年03月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ケインの居ぬ間に独走態勢を築くかもしれない」

チームの全5得点に絡んで見せたサラー。通算得点を28に伸ばし、ついにプレミアの得点王ランクで単独首位に立った。(C)Getty Images

 ついに突き抜けた。リバプールのモハメド・サラーが4ゴールの固め撃ちだ。
 
 現地時間3月17日に行なわれたプレミアリーグ31節、リバプール対ワトフォードの一戦はホームチームの5-0圧勝に終わった。終始雪がちらつく極寒のゲームで極上の出来を披露したのが、エジプト代表FWである。プレミアで初のハットトリックを達成しただけでなく、もう1ゴールと1アシストを加え、なんと全5得点に絡む大立ち回りだ。

 
 キックオフ直後からエンジン全開だった。まずは開始4分、エリア内でマーカーふたりを巧みなステップで交わして右足で先制点を挙げる。完全に逆を取られたワトフォードDFが尻もちをついたほどの切れ味だ。さらに43分には左サイドをえぐったアンドリュー・ロバートソンのクロスをふたたび右足で押し込み、2点目をゲットした。

 
 後半はまさに独壇場。49分に右サイドに流れてロベルト・フィルミーノのバックヒールゴールをアシストすると、77分にはエリア内で相手選手4人に囲まれながらコースを見極めてねじ込んだ。あっさりハットトリックを決め、仕上げは85分、ダニー・イングスのシュートがGKに弾かれ、こぼれ球に鋭く反応してゴールラッシュを完結させた。
 
 驚愕の4ゴール・1アシスト。リーグ戦の通算得点を一気に28点に伸ばし、負傷離脱中で復帰が4月中旬にずれ込みそうなハリー・ケイン(トッテナム・ホットスパー)との差を4点に広げた。欧州の得点王に与えられる「ゴールデン・シュー」でも堂々の単独首位に立っている。ワトフォード戦の勝利によってリバプールは今シーズンのホーム無敗記録を16試合(10勝6分け)に伸ばし、暫定3位に再浮上した。
 
 英メディアはこぞってこの奮迅の働きを絶賛。高級紙『The Guardian』は「もはや超人の域と言わざるを得ない活躍。得点王争いの大本命だったケインの居ぬ間に独走態勢を築くかもしれない」と評し、全国紙『The Daily Mirror』は「阻止不能なサラーのマジックにワトフォード守備陣が壊滅。この日もレッズ(リバプールの愛称)の攻撃の中核を担い、大きな違いを生み出した」と報じている。

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