「本当に腹が立つ!」アーセナルに完敗を喫したミランの“闘将”が選手たちに喝ッ!

2018年03月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

ウェルベックの“ダイブ”については──

名門対決でアーセナルに惨敗を喫したミラン。黄金期を戦ったガットゥーゾ監督にしてみれば、耐えられない現実だったのかもしれない。(C)Getty Images

 ACミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が吼えた。
 
 現地時間3月15日、ヨーロッパリーグのラウンド・オブ16第2レグが行なわれ、ミランは敵地でアーセナルに1-3と敗れ去った。2戦合計1-5の惨敗。セリエAでは9戦負けなしで4連勝中と絶好調ながら、その勢いを持ち込むことはできなかった。
 
 試合後の会見で指揮官は、ファイティングスピリットの感じられない選手たちの戦いぶりに苦言を呈したのだ。
 
「このチームは決して諦めるべきチームではない。だから今日の試合には腹が立つ。アーセナルがミランに3-1で勝ったという結果は、10年後にも20年後にも人びとが目にするものだ。そのことに本当に腹が立つ。簡単に失点するべきではないし、諦めるべきでもない。そんなプレーをしてしまえば、最終的にさらに傷ついてしまうからだ」
 
 ミランは35分、幸先良くアウェーで先制点を挙げた。もう1点取ればトータルスコアで並ぶ状況だったが、その4分後にPKを献上してしまう。これが、ゲームの大きなターニングポイントとなった。エリア内で倒されたアーセナルFWダニー・ウェルベックがいわゆる"ダイブ"をしたと批判を浴びているのだ。敵将のアーセン・ヴェンゲル監督も「少し幸運に恵まれたかもしれない」と、試合後の会見で話している。
 
 記者からはこの判定についての質問も飛んだ。しかしガットゥーゾ監督は取り立てて問題視せず、「PKだけに注目するのはやめよう」と話すにとどめ、むしろ88分に決められたダメ押し弾を悔しがり、「なによりも気に入らないのは3点目だ。そこから再出発しなければならない。とにかくメンタリティーがすべてだ」と、最後まで不満げだった。
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