香川&清武の代役に指名された3人の10番――大島僚太、柴崎岳、森岡亮太がチャンスを掴んだ理由は?

2018年03月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

ベルギー遠征で3人は指揮官を納得させられるプレーを見せられるか

昨年9月以来の代表復帰となる柴崎。攻撃に違いをもたらせる存在としてハリルホジッチ監督も大きな期待を寄せる。(C)Getty Images

 3月下旬にベルギーのリエージュで行なわれる国際親善試合の日本代表メンバーが15日に発表され、攻撃的な中盤には3人の選手が名を連ねた。

 ロシア・ワールドカップ前最後の遠征でヴァイッド・ハリルホジッチ監督にチャンスを与えられたのは、柴崎岳(ヘタフェ)、森岡亮太(アンデルレヒト)の海外組とJ1王者川崎の攻撃を支える大島僚太だ。

 所属クラブで10番を託される3人ついて、指揮官はそれぞれ招集理由を説明。

 大島については、「大島は国内で優秀な選手のひとりです。彼はよく怪我をしますが、コンタクトを取っていて今は良い状況を続けています」と直近の活躍を評価しての選出だと明かした。

 大島は昨年12月のE-1選手権初戦の中国戦に先発するも30分に負傷交代となり、代表を離脱。本人も期するところがあるだけに、今回のチャンスを逃すわけにはいかないだろう。
 そして、欧州で活躍する両者についても、所属クラブでのパフォーマンスを見たうえでの選出であると話す。

「岳と森岡に関しては、(香川)真司や清武(弘嗣)が今はいない。10番、8番のようなプレーを彼らはできると思っています。柴崎はそこまでクラブで先発ではないですが。レベルが上がってきている。

 森岡はすでに2、3回見ましたが、フィジカル的なところでデュエルを伸ばすことができるかなと感じています。ゴール数、アシスト数がリーグでもダントツです。ただ、ゲームのなかでもっと伸びるプレーがあると思っています」

 香川(ドルトムント)や清武(C大阪)といった攻撃で違いを作れるタイプのプレーヤーが揃って負傷離脱中。その状況を考えれば、彼らに掛かる期待は大きい。3人のプレーメーカーたちによる、ロシア行きをかけたサバイバルは見ものだ。
 
【日本代表PHOTO】マリ・ウクライナ戦へ向けた招集メンバー26人
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事