「さらなる重圧がネイマールを…」長友との親交も厚い元セレソンのレジェンドが注目発言!

2018年03月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「特別な選手だし、日々人間としても成長している」

世界中がネイマールの容態に注目するなか、タファレルが危惧するのは選手本人のメンタルダメージだ。(C)Getty Images

 1994年アメリカ・ワールドカップの優勝メンバーで、元ブラジル代表の守護神タファレルが、大怪我からの早期復帰を目ざすネイマールにエールを贈った。
 
 現在トルコのガラタサライでGKコーチを務め、日本代表DF長友佑都との親交が厚いことで知られる。セレソンでも短期間ながらコーチングスタッフを務め、若きネイマールを指導した過去がある。今回の骨折を残念がる一方で、名守護神が危惧するのはむしろ至宝のメンタル面だという。

 
「ネイマールの怪我は残念だが、ああいう怪我から復帰するのはそれほど厄介なことではない。だからワールドカップには間に合うかもしれないが、この離脱期間が、彼自身とても楽しんでいた好調ぶりを阻害するのではないかと心配している。そして代表チームにできるだけ早く戻りたいと思うばかり、さらなる重圧がリハビリ期間を通して彼にかかるのではないかと思う。ネイマールはブラジルの象徴だからね。我々には彼が必要だし、彼もブラジルを助けて、ブラジル人に大きな喜びをもたらしたいと思っている。それが痛いほど分かるからこそ、可哀そうなんだ」

 
 昨年夏に史上最高額の移籍金でパリSGに入団し、ピッチ内外での独善的な振る舞いが批判の的となってきたネイマールだが、タファレルは「その評価は正しくない」と反論する。
 
「ネイマールは特別な選手だし、自身の個性を通じて日々人間としても成長している。選手としての力量は語るまでもないし、復帰すればすぐに世界最高の選手に戻るだろう。我々は彼が備える質について、ピッチの上のものにしか目を向けない。私は彼の土台となる人間としての成長や成熟をずっと観てきた。過去に人びとは彼の態度を批判したが、ネイマールは大きく成長したんだ」
 
 はたして稀代のスーパースターは万全のコンディションで、自身2度目のワールドカップに臨めるのか。世界中のサッカーファンが注視している。

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