杉本健勇のゴールでなんとかタイ王者に引き分け…アウェー黒星の借りを返せず

2018年03月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

痛恨、セットプレーから2失点

エースの杉本が終了間際に同点弾を沈めたが……。写真:川本学

[ACLグループステージ4節]C大阪2-2ブリーラム/3月14日/長居
 
 ACLグループステージ4節のC大阪対ブリーラムが14日、大阪長居スタジアムで行なわれ、2-2の引き分けに終わった。C大阪は前節のアウェーゲームでタイ王者のブリーラムに0-2で敗れており、リターンマッチでは、なんとか勝点1を確保した形だ。
 
 先制点を挙げたのは、アウェーのブリーラムだった。11分、左サイドのCKからラッタナコーンがクロスを上げると、C大阪のヤン・ドンヒョンに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。
 
 対するC大阪は、前半終了間際に高木俊幸がドリブルで相手のマークを半歩外してクロスを供給。ファーサイドの杉本健勇がヘッドで合わせたが、惜しくも枠を外れた。
 
 後半に入るとC大阪が徐々に攻勢を強め、サイドアタックでブリーラムゴールに迫っていく。そうして迎えた65分、C大阪が同点弾を叩き込む。左サイドを上がった丸橋祐介が精度抜群のクロスを入れ、これに合わせたヤン・ドンヒョンがヘッドで豪快に沈めた。
 
 この日、明らかに動きに切れがなく、ブレーキになっていた韓国人FWにゴールが生まれ、C大阪に勢いが出てくるか――スタジアムにはそんな空気が漂っていたが、追加点を奪ったのはアウェーチームだった。
 
 同点弾から6分後、ラッタナコーンのCKをニアでエジガルがすらし、ファーサイドでフリーになっていたジオゴがヘディングシュートを見舞う。先制点に続くセットプレーからのゴールでブリーラムが再びリードした。
 
 その後、C大阪が意地を見せ、山口蛍のクロスを杉本がドンピシャで合わせて同点弾を決める。しかし、反撃は及ばずに2-2で終了の笛が鳴った。
 
 4試合を終えて1勝2分1敗のC大阪は、勝点5で3位に。同勝点で並ぶ2位のブリーラムには当該対戦成績で負け越したため、勝点で上回ることが求められる。

 なお、他会場では広州恒大が済州ユナイテッドに2-0で勝利。広州恒大が2勝2分の勝点8で首位、済州が1勝3敗の勝点3で最下位となった。
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