「文句なしのワールドクラス!」バイエルンが誇る俊英、キミッヒの攻撃性能がヤバイ

2018年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

ペップがその実力を認めた“ラームの正統後継者”

常勝軍団バイエルンにあって、いまや替えの利かないキーパーツだ。キミッヒが世界最強サイドバックへの道を突き進む。(C)Getty Images

 バイエルン・ミュンヘンは3月9日、入団3年目のドイツ代表DFヨシュア・キミッヒと、新たに2023年6月までの契約を交わしたと発表。23歳のスーパーマルチへの期待度の高さが窺える。
 
 武者修行先のRBライプツィヒで一躍ブレイク。2015年夏、保有元のシュツットガルトから850万ユーロ(約11億円)の移籍金でバイエルンに加入した。当時の指揮官ジョゼップ・グアルディオラが右SBの新レギュラーにと、獲得を熱望した人気銘柄だ。フィリップ・ラームの正統後継者として1年目から大いに存在を示し、ブンデスリーガ23試合の出場中、実に15試合でスタメンを飾った。翌シーズンはこのメガクラブでレギュラーの座を掴み、いまやアンダー世代から常に招集されてきたドイツ代表でも定位置を確保している。
 
 グアルディオラが称えたのは、そのポリバレント性と攻撃性能だ。右SBが本職ながら、セントラルMFとCBをそつなくこなし、右ウイングのような役回りで敵にプレッシャーを掛けるゲームもある。現監督のユップ・ハインケスは昨年末、サッカー専門誌『Kicker』の取材に応え、「ドイツ・サッカーの宝だ。これからも成長が見込めるし、世界的なフットボーラーになれるだろう」とキミッヒに太鼓判を押した。

 
 今回、キミッヒ契約延長の報を受けて、ブンデスリーガの公式ツイッターが彼のゴール&アシスト集を公開した。「文句なしのワールドクラス! 攻めては危険な存在となり、守ってはソリッドな堅牢となる」との一文を付け、これまでにブンデスリーガ1部でマークした7ゴール・11アシストを一挙紹介している。あらためて驚かされるのはそのゴールセンスで、得点機での冷静さ、エリア内での緻密な動き、大胆なオーバーラップ、さらには高精度のリスタートキックなどなど、観るべきポイントは枚挙に暇がない。
 
 世界ナンバーワンSBへの道を颯爽と突き進むキミッヒ。今夏、初出場となるワールドカップの舞台ではどんなパフォーマンスを披露するのか。注目に値する、次代のスーパースター候補だ。

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