【ACL展望】シドニーFC×鹿島|怪我人続出、連戦、長距離移動… 豪州遠征をどう乗り切る?

2018年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

鹿島――植田は「3人の外国籍選手を注意しなければならない」

故障者/鹿島=西、レアンドロ、三竿雄、内田、遠藤、安部
出場停止/鹿島=なし

ACLグループステージ3節
シドニーFC(豪州) 鹿島アントラーズ(日本)
3月7日/17:30/シドニーフットボールスタジアム

 
【最新チーム事情】
●3日のG大阪戦でMF小笠原が昨年8月26日のC大阪戦以来のリーグ戦出場。
●相次ぐ怪我人と連戦、長距離移動を考慮したメンバーの組み換えが予想される。
●G大阪戦が行なわれた3日はジーコ氏の65歳の誕生日。ジーコ氏からメッセージVTRをもらう。
 
【担当記者の視点】
 3日のJ1ホーム開幕戦・G大阪戦に1-0で勝利し、チームの雰囲気はいい。一方で、この試合で遠藤康、安部裕葵が負傷し、怪我人が続出している。
 
 シドニーFC戦に向け、大岩剛監督は「総力戦。しっかりと準備したい」と語り、18人の遠征メンバーを招集。G大阪戦で昨年8月以来のリーグ戦出場となった小笠原満男や、右大腿裏の張りを訴え別メニューが続いている内田篤人は帯同しなかった。
 
 豪州クラブとは昨季のACLでも対戦。ただ、指揮官の見解は、昨年のブリスベンと違い、力技だけでなく、組織的な攻撃にも警戒が必要というもの。植田直通は「映像を見たが、パワープレーもあるし、つないでもくる。特に3人の外国籍選手を注意しなければいけない」と話した。
 
 相次ぐ怪我人に加え、連戦と長距離移動もあり、大幅なメンバーの入れ替えが予想される。特に中盤はG大阪戦から大きな変更が考えられ、最終ラインの安西幸輝を中盤に上げることも選択肢のひとつとして捉えられる。ただ、安西も休みなく試合に出続けているだけに、このシドニーFC戦でベンチに置く采配も十分にあり得るが、前日の練習で状態を見てから最終判断を下す流れになりそうだ。
 
 また、前線の先発の顔ぶれも流動的。スタメン出場が続く金崎夢生がベンチスタートとなる可能性も予想され、仮にスタートからの起用となったとしても、戦況次第では調子を上げている鈴木優磨の早期投入もあるだろう。どのタイミングで誰を下げ、どの選手を起用するか。今後への影響も出てくるだけに、大岩監督のメンバー選考、交代策に注目が集まるところだ。
 
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