「娘さんには父親が善良な人間だったことを知っておいてほしい」ブッフォンが急逝のDFを追悼

2018年03月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「俺が出会った中で最高のスポーツマンのひとり」

イタリア代表でアストーリ(右)とともにプレーしたブッフォン(左)は、自身のインスタグラムに追悼のメッセージを綴った。(C)Getty Images

 現地時間3月4日、イタリア・サッカー界は悲しみに包まれた。フィオレンティーナのダビデ・アストーリが、遠征先のホテルで急死したのだ。

 悲報を受け、同日に予定されていたセリエA第27節の7試合や、4日と5日に予定されていたセリエBの3試合は延期となった。

 所属先のフィオレンティーナや古巣のカリアリ、ユース時代を過ごしたミランなど、アストーリと縁のあるクラブを筆頭に、イタリア・サッカー連盟や国外のクラブも続々と追悼のメッセージを発している。

 
 また、クラブだけでなく多くの選手がSNSなどを通じてアストーリにメッセージを送っている。イタリア代表でチームメイトだったユベントスのジャンルイジ・ブッフォンもそのひとりだ。

 ブッフォンは自身のインスタグラムで、「俺は特定の個人に関する考えを公にすることはあまりしてこなかった。関係の美しさや唯一性、互いの敬意や愛情を、それらの絆を尊重する繊細さを持たない人たちに悪用されないようにしてきたからだ」と述べた。

 そのうえで彼は、「君の場合は自分のこのルールの例外だと感じている。苦しんでいる若い奥様やご家族がおり、なによりも君の小さな娘さんがいるからだ」と続けた。

「彼女は自分の父親があらゆる点で善良な人間だったと、善良な素晴らしい人間だったということを知っておくにふさわしい」

「君は過ぎ去った古き世界を最高に表現してくれる人だった。利他主義やエレガンス、教養や隣人への敬意といった価値が大切にされていた世界の、最高の表現者だった」

「本当に称えたい。君は俺が出会った中で最高のスポーツマンのひとりだった」

「安らかに眠ってくれ。君を大好きなジジより」
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