大会初勝利にも、なでしこ高倉監督は満足せず 「引き出しを増やしている途中」

2018年03月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

接戦を制したなかで指揮官が最も強調したものとは?

菅澤優衣香が先制弾を決めたが、その後は思うようにゴール前へ迫れず。(C)Getty Images

[アルガルベカップ]日本 2-1 アイスランド/3月2日/ムニシパル・ダ・ベラ・ビスタ

 大会初勝利を挙げた選手たちに高倉麻子監督は一定の評価を与えつつも、チームはまだ発展途上の段階だと語った。


 アルガルベカップに参戦中のなでしこジャパンは2日、アイスランド女子代表と対戦。試合は1-1で迎えた85分に宇津木瑠美が勝ち越し弾を決め、接戦をものにした。

 試合後に指揮官は「前半はわりといいリズムでゲームが進んだと感じたが、芝の問題でボールが走らないところもあって、ゴール前まで行き切れないところがあった。その辺を話して後半に入ったが、後半も変わらずにスイッチが入らずシュートまで持っていけなかった」と総括。ただ、その後の挽回には目を細め、「そのなかで失点をして、非常に苦しい流れになったけど、みんなが諦めずに戦ってくれて、なんとか勝ち切ってくれたので良かったと思います」という言葉で選手たちの頑張りを労った。

 しかし、全体的にはまだ足りないところが多いと感じている指揮官。「課題を見つけながらチームは成長をしていく。こうやって経験値を積みながら、いろんな引き出しを増やしている途中」という言葉で、いまだ多くのことを学んでいる最中だと話す。

「それぞれ強い気持ちでゲームに挑んでいると思うのですが、それが表現出来たり、出来なかったりするなかで、いろいろ試行錯誤をしながらやっている」というなかで、なでしこジャパンはこの2戦で何を得たのか。4日のデンマーク戦でのパフォーマンスが注目される。

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