仏紙がマルセイユ酒井宏樹を直撃! 文化の違いやJ復帰にも言及「キャリアの最後は僕のクラブで…」

2018年02月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

酒井宏樹が語る「タトゥー」への関心

マルセイユの環境に満足感を示した酒井宏樹は、フランスで順調なキャリアを積んでいる。 (C) Getty Images

 異国で奮闘を続ける日本代表SBは、あらゆる文化に触れる日々のなかで、刺激を受けているようだ。
 
 リーグ・アンの強豪マルセイユに所属する日本代表SBの酒井宏樹が地元紙『La Provence』のインタビューでサッカー文化や生活環境の違いなど、自身の考えを語りつくしている。
 
 2016年夏にドイツのハノーファーからマルセイユへ移籍した酒井。以来、その献身的なプレーが評価され、着実にチーム内での地位を高めてきた。迎えた今シーズンは、公式戦36試合に出場し、さらに不慣れな左SBにも挑戦するなど、リュディ・ガルシア監督の信頼を得ている。
 
 酒井は同紙のインタビューでフランス・サッカーにいかに適応したかを問われ、「ドイツとフランスは違うし、日本とも違う」と話したうえで、さらに次のように語っている。
 
「日本ではファウルしてはいけないと学ぶんですけど、フランスではファウルかどうか判断するのは審判だと言われている。だから、ファウルを取られるまでやり続けるんです。日本では、自らファウルをもらいにいくことはありませんから」


 
 さらに「プレーに集中できる環境があって、綺麗な街もある」と話した酒井のインタビューは、ピッチ外のことにも話が及んでいる。
 
 フランス語について「少しずつ改善できていると思う」と、コミュニケーション面での不慣れさが無くなってきたという酒井は、日本の日常生活のなかであまり目にしないものの、欧州ではごく自然に入れる人が多いタトゥーに興味があるようで、「僕の両親が嫌いだからしないけど……」と前置きしたうえで次のように続けている。
 
「僕はタトゥーを入れていませんけど、他の選手を見ると少し羨ましく思う時もありますね。キレイだとは思います。だけど、日本ではタトゥーが入っていると入れない場所も多いです。銭湯のようにね」
 
 それでも地元紙から、「もしも入れるとしたらどんなタトゥーを入れたい?」と追及を受けると、「自分が入れたところを想像したこともなかったですけど、デイビッド・ベッカムの腕に入っていたのは綺麗だなと思ったのを覚えています」と、サッカー界屈指の貴公子への憧れを口にした。
 
 さらにこれからの自身のキャリアについては、「クラブに必要とされる限り残りたい」と話しつつも、「キャリアの最後は僕のクラブである柏レイソルで終えたいから、いつか日本には戻りたい」とも語った酒井。Jリーグ復帰がいつになるのかは分からないが、ハリルジャパンにとっても重要なSBだけに今後の活躍からも目が離せない。
 

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