森岡亮太が移籍後初ゴールを含む2発! チームを5戦ぶり勝利に導くハイパフォーマンス!

2018年02月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半終了間際、みずから奪ったPKの好機では…

2試合ぶりにスタメンに復帰した森岡。移籍後初ゴールに加え、PK誘発、さらには終了間際の一撃と出色の出来を披露した。(C)Getty Images

 現地時間2月25日、ベルギー・ジュピラーリーグ28節のアンデルレヒト対ムスクロンの一戦で、日本代表MF森岡亮太が移籍後初ゴールを含む2ゴールを決めた。
 
 チームに加入して4試合目。最初の2試合はスタメンを飾るも、前節のシント・トロイデン戦はベンチスタートを余儀なくされた。その悔しさを晴らすべく、先発復帰したムスクロン戦ではキックオフ直後から2列目で幅広く動き回り、リンクマンとしてチームアタックを大いに促進した。

 
 そして迎えた25分、序盤から主導権を握っていたホームのアンデルレヒトが均衡を破る。後方からのフィードをウカシュ・テオドルチュクが頭で落とし、呼応したペーター・ゲルケンスがスライディングしながら中央へパス。素早い繋ぎで完全に切り崩し、待ち受けたドフリーの森岡は押し込むだけでよかった。持ち前のゴール嗅覚を働かせ、今季通算8点目をゲットしたのだ。
 
 さらに前半終了間際、相手DFからボールを奪った森岡がエリア内で倒されPKをゲット。移籍後初戦のメケレン戦で外しただけに、今回はキッカーを務めず、テオドルチュクがしっかり蹴り込んだ。森岡は前半だけで2点に絡んで見せた。
 
 試合は後半、アンデルレヒトがテオドルチュクのハットトリック達成で一時はリードを4点に広げたが、そこから2ゴールを奪われ、さらに84分にはCKから1点差に詰め寄られてしまう。完全に押せ押せムードのアウェーチームに対して、アンデルレヒトは防戦一方。そんななか、森岡が大仕事やってのける。アディショナルタイム3分、テオドルチュクのロブパスに走り込むと、飛び出してきたGKが目測を誤るのを見定め、その背後にこぼれた球をねじ込んだ。ムスクロンに引導を渡し、ホームサポーターを熱狂させた。
 
 薄氷を踏みながらも、アンデルレヒトが5-3で勝利。森岡は2得点を挙げただけでなく、90分間を通して攻撃の中軸として効果的なボール運びと的確な散らしのパスで局面を前に進め、チームの3ポイント奪取に大きく貢献した。
 
 アンデルレヒトはここ5戦勝ちなし(3分け2敗)だった悪しき流れを断ち切り、久保裕也を擁するヘントを抜いて3位に再浮上した。ジュピラーリーグのレギュラーシーズンは残り2試合で、上位6チームがプレーオフに進出する。

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