バルサ攻撃陣が爆発! メッシを中心にスペクタクルな“ゴールショー”を披露

2018年02月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

スアレスは5ゴールに絡む大活躍。

ジローナから大量6ゴールを奪って勝利したバルサ。カンプ・ノウのファンに特大の歓喜をもたらした。(C)Getty Images

 リーガ・エスパニョーラ第25節、カタルーニャ・ダービーでもあったこのジローナ戦で、バルセロナは6-1の大勝を収めた。ここ数試合、いまひとつスッキリしない試合が続いたバルサの、爽快でハイレベルなゴールショー。その中心にいたのは、リオネル・メッシだった。

 先制したのは、1部リーグではカンプ・ノウに降り立った7番目のカタルーニャのクラブとなるジローナ。セルヒオ・ブスケッツ、サミュエル・ウンティティというふたりの名手のミスを巧みに衝いたアウェーチームが、鋭いカウンターからゲームの均衡を破った。
 
 その後もジローナは、大舞台でのスター軍団との対戦を満喫するかのように伸び伸びとプレーを続けたものの、こういう大胆なチームはバルサがもっとも得意とするところ。メッシに導かれたバルサの攻撃陣は、先制ゴールの2分後、その背番号10のスルーパスを難なく叩き込んだルイス・スアレスの同点ゴールを皮切りに、鮮やかなゴールラッシュを披露した。

 逆転弾を叩き込んだのは、メッシだった。30分、右ポストのあたりでスアレスのパスを受けると、そこから切り返してペナルティースポットの近くまでボールを運び、得意の左足を振り抜く。さらにメッシはその6分後、ジャンプした壁の下を通過する難易度の高いFKを、ゴール正面から叩き込んでみせた。

 44分の追加点も、起点となったのはメッシだった。スピードに乗ったドリブルで敵陣の中央を持ち上がると、左サイドを駆け上がるフィリッペ・コウチーニョにパス。この日、アンドレス・イニエスタの代役を務めたブラジル人MFは、先日のチェルシー戦でそのイニエスタが披露したメッシへのアシストを想起させるようなラストパスを中央に折り返し、スアレスがこれを流し込んだ。

 66分の5点目は、コウチーニョの個人技からもぎ取ったものだ。ゴールに向かってやや左側の位置でスアレスからボールを受けると、一旦外に持ち出して鋭く反転。内に切れ込みながら右足で放ったシュートは、ポストを叩いてゴールネットに突き刺さった。

 そして、コウチーニョのリーガ初ゴールが炸裂した10分後、ウスマンヌ・デンベレのセンタリングをスアレスが右足で流し込み、今シーズン初となるハットトリックを達成。超がつくほどスペクタクルなゴールショーを締めくくった。

 

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