ミランの幹部たちはELのアーセナル戦に自信! 「相手が気の毒」「かつての彼らではない」

2018年02月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

サン・シーロでの第1レグは3月8日。

決勝トーナメント1回戦でブルガリアのルドゴレツを2戦合計4-0で制し、ベスト16進出を決めたミラン。好調を維持するチームはアーセナルをも撃破してしまうのか。(C)Getty Images

 現地時間2月23日、UEFAはヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦の組み合わせ抽選を行なった。そこで誕生した注目カードのひとつが、ミランとアーセナルの名門対決だ。

 ミランとアーセナルが前回対戦したのは6年前。2011-12シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦だ。ミラノでの第1レグで4-0と大勝したミランが、ロンドンでの第2レグで0-3とアーセナルに詰め寄られたものの、辛うじて逃げ切っている。

 このときミランのゴールマウスを守り、現在はチームマネジャーを務めるクリスティアン・アッビアーティ氏は、「今回はああいうミスをしないように願う」と述べている(イタリア・メディアグループ『Mediaset』より)。

「サン・シーロのサポーターが手を貸してくれるだろう。いまのミランならやれるはずだ。我々は堅実なグループだし、このタイミングでアーセナルと対戦できるのはポジティブなこと。いまの彼らは、かつての彼らではないからね」

 確かにアーセナルは昨シーズン、19年連続でつかんできたCL出場権をついに逃し、今シーズンもプレミアリーグでは6位に甘んじている。

 もちろんミランも、「かつてのミラン」とは違う。近年は低迷が続き、オーナーが代わって迎えた今シーズンも、成績不振からヴィンチェンツォ・モンテッラ前監督を解任。セリエAでは7位と苦しい立場にある。

 だが、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が就任した11月末を境に、ミランは復調を遂げた。公式戦で11試合連続無敗と約2カ月負け知らず。一時は不可能と思われたCL出場権獲得を期待する声も戻ってきた。

 それだけに、スポーツディレクターのマッシミリアーノ・ミラベッリも自信を感じているようだ。イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』によると、ミラベッリは「アーセナルが気の毒だ。(ミランが相手でなければ)彼らは勝ち上がれたはずだからね」と述べている。

「決勝で当たっていれば、素晴らしいファイナルになっていただろう。(抽選結果に)私は満足しているよ。(調子が上向いている)この時期にアーセナルのような重要なチームと対戦するほうが良い」

 EL決勝トーナメント2回戦第1レグは、3月8日に開催。まず本拠地サン・シーロにアーセナルを迎え撃つミランは、その自信が過信ではないことを示したいところだ。
 
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