【リーグ・アン展望】パリSG×マルセイユ|首位快走のホームチームが有利。酒井はネイマールらにどう対応する!?

2018年02月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

フランス最大のビッグカード「ル・クラスィク」

故障者/パリSG=ベン・アルファ(MF) マルセイユ=マンダンダ(GK)、ミトログル(FW)
出場停止/パリSG=トラップ(GK) マルセイユ=なし

リーグ・アン第27節
パリ・サンジェルマン - マルセイユ
2月24日(日)21:00キックオフ(現地時間)/パルク・デ・プランス(パリ)
 
パリSG
前節までの成績:1位 勝点68 22勝2分け2敗 81得点・19失点
マルセイユ
前節までの成績:3位 勝点55 16勝7分け3敗 56得点・29失点
 
[注目ポイント]
●前回の対戦ではアディショナルタイムにパリSGが追い付く
●パリSGは直近の対戦10試合で8勝2分け、本拠地では2010年以降負けなし
●酒井は右SBでの先発が濃厚。ネイマール、カバーニらと対峙か!?

 フランス最大のビッグカード、通称「ル・クラスィク」は、両チームの勝点差が13も広がった状態で行なわれる。パリSGのリーグ5連覇の可能性は非常に高くなっているが、マルセイユが敵地での直接対決で下馬評を覆せば、優勝争いへの興味も少しは長持ちしそうだ。
 
 昨年10月22日に行なわれた10節での対決では、ホームのマルセイユが終盤で2-1とリードを奪いながら、アディショナルタイム3分にエディンソン・カバーニのゴールで追い付かれている。
 
 過去10試合の対戦ではパリSGが8勝2分けと圧倒的優勢。最後に負けたのは2011-12シーズンのことで、パルク・デ・プランスでの敗北は09-10シーズンを最後に、以降は一度もなしと、マルセイユにとっては厳しいデータばかりが揃っている。
 
 ネイマール、カバーニ、キリアン・エムバペの3トップに、中盤、SBの選手が絡むパリSGの攻撃は、技巧的かつスピーディー、そして分厚さを誇り、その破壊力は世界屈指。これに対し、マルセイユは守備陣がどれだけ集中して得点を与えず、相手を苛立たせられるか。
 
 右SBとしての出場が濃厚な酒井宏樹は、右サイドだけでなく中央のケアも担うため、ネイマール、カバーニと対峙する機会が非常に多いだろう。その意味で、試合の流れを左右するキーマンのひとりだとも言える。
 
 攻撃では、マルセイユもこのところは高い攻撃力を誇っているので、時折、集中力を切らすパリSGからゴールを奪える可能性はある。得点力があり、チャンスも作れるフロリアン・トバン、ディミトリ・パイエの両翼、決定力のあるヴァレール・ジェルマンの出来は、結果に直結するだろう。
 
 ちなみにこの試合から4日後、両チームはクープ・ドゥ・フランス(国内カップ)準々決勝で再び対峙することとなる(会場もパリ)。

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