「救世主だ!」「完璧なトラップ」宇佐美貴史の5か月ぶり鮮烈弾を独メディアが絶賛!

2018年02月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ゲンキのために決めたかった」と僚友への想いを口に

15試合ぶりのゴールに喜びを隠せない宇佐美。試合後には、脳震盪の影響で大事を取った原口を思いやる殊勝なコメントも。(C)Getty Images

 フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属の宇佐美貴史が約5か月ぶりとなる鮮烈ゴールを決め、現地メディアの話題をさらった。
 
 現地2月17日に行なわれたドイツ・ブンデスリーガ2部23節、フォルテゥナ対グロイター・フュルトの一戦。宇佐美に出番が回ってきたのはチームが1点のビハインドを追う60分だった。
 
 前線の右サイドに配置されたドリブラーは積極果敢な姿勢を見せ、75分にファウルを誘ってFKを得る。ゴールはそこから生まれた。ペナルティーエリア内に送れれたボールをホーバル・ニールセンがマイナスに戻すと、走り込んだ宇佐美がワントラップからすかさず右足を一閃! この強烈なハーフボレー弾が見事ニアサイドを射抜いたのだ。
 
 試合は1-1のドローで終了。途中出場ながら昨年9月のザンクト・パウリ戦(8節)以来となるリーグ戦ゴールを決めた宇佐美を現地メディアが称えた。

 デュッセルドルフの地元紙『Rheinische Post』は、「ウサミがフォルトゥナの救世主に」との見出しを打った。3段階評価(1が最高)の採点で高評価の2を付けたたうえで、「貴重な同点ゴールを決めた」と報じた。さらに同紙は宇佐美の試合後のコメントも紹介。同胞のチームメイトで、21節ザントハウゼン戦で負った脳震盪の影響で今回もメンバー外となった原口元気への想いを口にした。
 
「今日は個人的なミッションを成し遂げられたと思ってます。なぜならゲンキのためにゴールがしたくて、それが果たせたからです。チームは前節負けていたんで、連敗したくなかった。だから1ポイントでも満足してますよ」
 
 仲間想いの一面を見せた宇佐美のファインゴールに賛辞を贈ったのは、地元紙だけではない。ドイツの全国紙『Bild』が「相手GKのサーシャ・ブルヒャートはノーチャンスだった。それくらいに圧巻のフィニッシュだ」と綴れば、ドイツ誌『Kicker』は「完璧なトラップからの低く、強烈なシュートを見舞った」と褒めちぎった。
 
 久々のゴールで現地メディアも驚嘆させた宇佐美。次節(24日)のレーゲンスブルク戦での2戦連続弾はなるか。原口の復帰も含めて、興味は尽きない。
 

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