柏がアウェーで韓国王者に逆転負け!! 全北現代にACL7戦目で初めての敗北…

2018年02月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半に幸先よく2点を先行するも逃げ切れず…

最前線で力強いポストプレーを見せたクリスティアーノ。(C) Getty Images

 アジア・チャンピオンズリーグのグループE・全北現代対柏レイソルの一戦が2月13日、韓国の全州ワールドカップスタジアムで行なわれ、柏は2-3で敗れ、グループステージ初戦を落とした。


 柏のスタメンは、GKに日本代表の中村航輔、DFは左から今季新加入の亀川諒史、中山雄太、中谷進之介、小池龍太を起用。中盤はボランチに大谷秀和と2016年に対戦相手の全北現代でアジア制覇を経験しているキム・ボギョンが入った。2列目には左サイドにハモン・ロペス、トップ下に今季新加入で10番を背負う江坂任、右サイドには日本代表の伊東純也を起用。1トップにはエースのクリスティアーノが入った。

 試合は序盤、韓国王者の全北現代に対し、柏が先手を奪う。10分、大谷が敵陣へロングフィードを供給すると、これに反応したハモン・ロペスが左足でテクニカルなシュート。これが右ポストに当たり、そのままゴールに吸い込まれた。柏が早くも先制に成功する。

 その後、柏は全北現代の反撃に遭うが、27分にはカウンターからクリスティアーノが起点となり、パスを受けたR・ロペスが切り返しから右足を振り抜く。シュートはGKに弾かれたが、こぼれ球を江坂が右足で押し込み2点目。江坂の移籍後初ゴールで柏がリードを広げる。

 柏は前半、粘り強い守備で全北現代の反撃を凌ぎ、無得点に抑え、2-0として前半を終了した。

 しかし後半に入ると、柏はさらに攻勢を強めた全北現代に押し込まれる。55分には後半開始から途中出場したイ・ドングッに追撃弾を許し、リードは1点差に。さらに75分にはセットプレーからのこぼれ球を元新潟のキム・ジンスに押し込まれ、同点に追いつかれる。

 柏もクリスティアーノやハモン・ロペスが際どいシュートで全北現代を脅かすが、反撃は単発気味で流れは全北現代に。そして85分、柏は再びイ・ドングッにアタッキングサードへの進入を許すと右足を振り抜かれ、これが絶妙な弧を描きサイドネットを揺らす。全北現代に逆転を許してしまう。

 結局、柏は全北現代に2-3で逆転負けを喫し、3年ぶりのACLは黒星スタートとなった。柏は、16年アジア王者の全北現代を相手にこれまで6戦して5勝1分けと無類の強さを誇っていたが、この7戦目で初めて敗れた。柏は2月20日にホームで中国の天津権健と対戦する。
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