加入から1か月――コウチーニョが見たバルサとメッシとは? 「世界最高。それでいて本当に…」

2018年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「プレステで使っていた選手が目の前に」と大興奮のコウチーニョ。

リバプールを飛び出し、世界的スーパースターたちが集うバルセロナへ加わったコウチーニョ(右)。そのなかでもメッシ(左)に対する思い入れは強いようだ。 (C) Getty Images

 名立たるスターたちとの共演を夢見て、バルセロナに憧れを持つサッカー選手は少なくない。この冬、リバプールから加入したフィリッペ・コウチーニョもその一人だ。
 
 英国メディア『Sky Sports』によると、コウチーニョは、「ロッカールームでアンドレス・イニエスタ、リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、セルヒオ・ブスケッツを目にするんだ。テレビで見たり、プレステで使っていた選手たちと同じロッカールーム……信じられない感じだよ」と、その興奮を次々に明かした。
 
「アンドレスは天才だ。彼と同じロッカールームだなんて光栄だよ。彼から多くを学びたい。もちろん、イニエスタは一人しかいない。僕は僕で自分の歴史をつくりたいね」
 
「みんなと同じで、僕もメッシが世界最高と考えている。彼と一緒だなんて、とんでもない名誉だよ。練習や試合で彼を見られるのは素晴らしい経験だ。それでいて本当にゆったりした人で、みんなと同じように大歓迎してくれた」
 
「ルイスのことは以前から知っていた。イングランドで一緒にプレーしたからね。来る前に彼とはかなり話したんだ。慣れるようにと助けてくれた。素晴らしい選手だよ。常に得点を挙げ、相手にプレスを仕掛けて、ボールを争っている。真のスターだ」
 
 さらにバルサに対するコウチーニョの賛辞は止まらない。自らの獲得を勧めた指揮官エルネスト・バルベルデのことも、「素晴らしい監督で、大歓迎してくれた」と感謝を述べている。
 
「適応するための時間と場所を与えてくれ、励ましてくれた。バルサは他と違うってことを、彼は知っているんだ。練習では僕や同じく新加入のジェリー(・ミナ)を探して、攻守両面での希望を教えてくれる。まだ始まったばかりだけど、たくさん学びたいと思っているよ」
 
 先月25日のコパ・デルレイのエスパニョール戦でデビューしたばかりのコウチーニョ。適正ポジションなど起用法に注目が集まっているが、「僕はサッカーが好きで、ピッチに立つときはベストを尽くしてチームに貢献したい。どこでプレーするかは監督次第だ」と、献身的な姿勢を強調した。
 
「僕は学ぶため、自分のスタイルで貢献するためにバルセロナへ来た。ここでの時間で最も大事なのは、タイトルを勝ち取ることだ。このユニホームでの夢は、ファンを幸せにし、彼らのためにトロフィーを勝ち取って、バルセロナ・カラーでのプレーを楽しむことだよ」
 
 加入から約1か月が経ったが、いまだ興奮冷めやらぬ様子のコウチーニョ。バルセロナ移籍という自身の夢をかなえた25歳は、巨額の移籍金に見劣りしないパフォーマンスで、ファンを幸せにするという、もう一つの夢もかなえることができるだろうか。
 
 
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