オーバメヤンに満足のヴェンゲル監督「ずっと前から一緒だったみたい」「リーズナブルだった」

2018年02月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

指揮官はムヒタリアンにも賛辞を送る。

エバートン戦でアーセナルの大勝に貢献したオーバメヤン(右)とムヒタリアン(7番)。(C)Getty Images

  冬の補強が大成功だったことを証明するようなホームゲームだった。

 アーセナルは現地時間2月3日、プレミアリーグ26節でエバートンに5-1と大勝。1月に加わった新戦力、ヘンリク・ムヒタリアンが初のホームゲームで3アシストを記録し、ピエール=エメリク・オーバメヤンもゴールでデビューに華を添えた。

 英紙『The Independent』によると、アーセン・ヴェンゲル監督は試合後、「ふたりとも我々のゲームにうまく入ってくれた」と、ムヒタリアンとオーバメヤンの順応の高さに賛辞を寄せている。

「まるでずっと前から一緒にプレーしていたみたいだ。彼らにはアーセナルのプレーに即座にフィットできるだけのスタイルとクオリティーが備わっている。技術的にも優れているし、納得のパフォーマンスだった」

 クラブレコードとなる移籍金(6375万ユーロ=約86億円)でオーバメヤンを獲得したヴェンゲル監督だが、「動きのクオリティーもフィニッシュも見事だ。フィジカルはまだ完全じゃなく、やるべきことはあるが、いまの市場価格を考えれば、リーズナブルだったと言えるだろう」と"お買い得"だったことを強調している。

「オーバメヤンのあの質の高い動きが好きなんだ。つねにDFにとってカバーするのが難しいスペースに動いていく。チームメイトとの連携がさらに深まれば、彼は相手にとってさらに危険な存在になるだろう」

 オーバメヤンのゴールをアシストしたムヒタリアンについても、ヴェンゲル監督は「チームにうまく受け入れられていたと思う。我々が望むプレーを理解していた」と満足感を隠さない。

「ムヒタリアンはあまり試合に出ていなかったから、マンチェスター・ユナイテッドが売りに出したことについては驚かなかった。私は彼らの決定の責任者じゃないし、アーセナルが下した決断に対する責任がある。ユナイテッドにはユナイテッドの理由があったはずだし、それに、彼らはアレクシス・サンチェスというワールドクラスを、交換トレードで我々から獲得したわけだからね」

 メスト・エジルとの契約延長も実現し、明るい話題が増えたアーセナル。現在6位と欧州カップ戦圏外のチームは、ここから巻き返すことができるだろうか。次節は10日、敵地でトッテナムとのノースロンドン・ダービーだ。
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