「長友は新たな行き先に満足している」と代理人。来季インテルでプレーするかは未定

2018年02月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ガラタサライはユウトと同じで野心的なチーム」

ロシアW杯のこと、来シーズンのことも気になるが、まずは歓迎してくれたガラタサライで全力を尽くして勝利に貢献することに、長友は集中している。 (C) Getty Images

 日本代表の長友佑都が7年を過ごし、強く愛したインテルからガラタサライに移籍したのは、全てロシア・ワールドカップのためだ。

 ルチアーノ・スパレッティ監督が就任した今シーズン、長友は当初左SBのレギュラーとして安定したパフォーマンスを見せていた。だが、第13節のアタランタ戦からダビデ・サントンにポジションを奪われ、以降は出場機会を得ることができなかった。
 
 サントンが失態を演じても、スパレッティ監督はダニーロ・ダンブロージオやジョアン・カンセロ、ダウベルトを起用し、背番号55に目は向けず……。長友はここ10試合のリーグ戦でプレー時間はわずか15分と、コンディションの低下や試合勘の鈍りが懸念される事態に陥っていた。
 
 長友の共同代理人であるフェデリコ・パストレッロ氏も現地時間2月1日、インテル専門サイト『fcinternews』で、「W杯を控えているから、代表選手なら皆そうであるように、コンスタントに試合に出られることを願うのは当然だ。本大会に向けて準備を整えるために」と述べている。
 
 スペインのベティスやトルコのフェネルバフチェからの関心も報じられていた長友だが、ガラタサライを選んだ理由を問われると、パストレッロ氏は「同じような名門クラブに行くために、彼はインテルのような素晴らしいクラブを去ったんだ」と明かした。
 
「ガラタサライはユウトと同じで、野心的なチームだ。そしてリーグ優勝を争っている。彼は、新たな行き先に満足しているよ。優勝に貢献しようと準備している」
 
 だが、ガラタサライへの移籍はレンタルだ。パストレッロ氏は「5か月のレンタルで、それからインテルに戻る」と、来シーズン以降についてはシーズン終了後、改めて話し合うと明かしている。
 
「シーズンが終わったら、ロベルト佃代理人やインテルと一緒に、状況を検討して決める」
 
 長友が今後、愛するインテルに戻るかどうかは分からない。まずは、トルコで試合に出て活躍し、良い状態でロシアに向かうことができるのを期待するばかりだ。
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