AFC公式が柏の20歳CB中山雄太のルーレットを絶賛!「年齢以上の落ち着きと自信を示した」

2018年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

ACLプレーオフでの中山雄太と伊東純也のパフォーマンスに注目。

ACLプレーオフでは随所に存在感を見せた中山。2017年のベストヤングプレーヤー賞に違わぬパフォーマンスを発揮した。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 1月30日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフラウンドで、柏レイソルがムアントン・ユナイテッド(タイ)に3-0で快勝し、2月13日に開幕する本選に出場を決めたが、AFC公式サイトがこの試合の分析記事を掲載し、ふたりの日本人選手のパフォーマンスを称賛している。
 
 そのひとりは、センターバックの中山雄太だ。「中山が勝利の礎を築く」という見出しの記事中では、「下平監督は試合後にディフェンス力を発揮した守備組織に言及し、中山雄太はその中心となっていた」と評価。「8つのカバーリングと8つのクリア、そしてひとつのシュートブロック」を見せたという、そのプレーの貢献度を図解とともに紹介している。
 
 さらに特筆しているのは、中山の足もとの技術の高さ。「この20歳のプレーヤーはまた、ボールを持っている時は年齢以上の落ち着きと自信を示した。自陣ペナルティエリア際での困難な状況でさえ、ボール上でピルエット(バレリーナが行なう片足のつま先旋回)をして相手をかわしてみせた」と描写し、後半、相手数人に囲まれたなかで披露した"ルーレット"を絶賛した。
 
 一方、攻撃面で名前を挙げたのは伊東純也で、こちらは「伊東が柏の猛攻に火をつけた」と題し、「柏は後半の45分間でテンポを上げたが、伊東純也がその流れに勢いをつけた」としている。さらには「彼の足もとにボールがあれば、何かを起こすように見えた。パス成功率は89.2%を誇り、積極的なドリブルで相手に混乱を生じさせた」と、1得点・2アシストの結果もさることながら、パフォーマンスのインパクトの大きさに言及した。
 
 柏はACL本選でグループFに組み込まれ、2017年のKリーグ王者である全北現代、元ブラジル代表のアレシャンドレ・パトら国外のタレントを複数抱える中国の天津権健、元ウルグアイ代表のディエゴ・フォルランが加入した香港のキッチーSCと同居。2月13日のグループステージ初戦では、アウェーで全北現代と対戦する。
 
 一癖も二癖もあるチームが相手となるだけに、伊東、中山ら主軸のさらなる奮起が求められるところだ。
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