去就が注目されるC・ロナウド、残留希望を強調「レアル・マドリーを愛している」

2018年01月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「CLを獲って素晴らしいシーズンに」

20節から2戦連続で「1試合・2ゴール」を達成したC・ロナウド。エースの復調とともにチームの状態も上向きだ。(C)Getty Images

 シーズン終了後の去就を巡る報道が後を絶たない中、クリスチアーノ・ロナウドが、レアル・マドリーに「もちろん残りたい」と述べている。

 スペイン紙『Marca』によると、中国『Dongqiudi』の年間最優秀選手に選出されたC・ロナウドは、同メディアに「ここでの暮らしが好きだ」と、今後もマドリードで生活していくのが希望であると語ったようだ。

「僕は2009年からこの街で生活している。気候も人も大好きなんだ。ポルトガルから近いし、スペインは素晴らしい国だよ。大好きだ。もちろん、ここに残りたい。レアル・マドリーを愛しているんだ」

 だが、その愛するクラブは近年ないほどの危機に陥っている。リーガ・エスパニョーラでは、首位を走る宿敵バルセロナに勝点19差をつけられ、コパ・デル・レイはまさかの準々決勝敗退に終わった。

 ジネディーヌ・ジダン監督の進退も騒がれる中、C・ロナウドは「僕らはあきらめない。マドリーは決してあきらめない」としつつ、リーガ連覇に関しては「とても、とても、とても難しい」と認めた。それだけに、ベスト16に進出しているチャンピオンズ・リーグに懸ける想いは強い。

「ファンも監督も僕たちも、現状にはすごく落胆している。だけど、まだあきらめるのは早すぎるよ。チャンピオンズ・リーグのタイトルを獲れば、一転して素晴らしいシーズンになるかもしれないんだ」

 2年連続でバロンドールを受賞したC・ロナウドは、ライバルのリオネル・メッシと並び、通算5度目となる「年間最優秀選手」の称号を手にした。C・ロナウドは「正直、バロンドールを受賞できるなんて思っていなかった。ましてや5度も受賞できるなんて」と語り、さらにこう続けている。

「だから、この先もうバロンドールを受賞できなかったとしても、自分のことをすごく、すごく、すごく誇りに思うよ。もちろん、チームとしても個人としても、もっとトロフィーを勝ち取りたい。だけど、バロンドールにこだわることはない。近年メッシとこの賞を分かち合えたこと、彼ほどの偉大な選手とこの名誉を共有できたことは、本当に素晴らしい」

 では、その輝かしいキャリアに幕を下ろすのは、いつ頃になるのか。C・ロナウドは、「41歳で引退するというプランの実現は、難しいかもしれない」と述べている。
 
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