サガン鳥栖がアヤックスとパートナーシップを締結!ファン・デル・サルCEOが「新しく重要な一歩」

2018年01月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨年は鳥栖U-15が二冠を達成。真の育成クラブを目指す。

アヤックスのファン・デル・サルCEOとサガン鳥栖の竹原社長が互いのユニホームを手にして記念撮影。(C) SAGAN DREAMS CO.,LTD.

 J1のサガン鳥栖は1月25日、オランダ1部リーグの強豪、アヤックスと3年間のパートナーシップを結んだと発表した。

 鳥栖は、アヤックスとアヤックス・コーチングアカデミー(ACA)のサポートのもと、育成アカデミーのシステム、指導者、選手のレベルアップを行なうという。ACAのスタッフが年間数回にわたり鳥栖を実際に訪問してサポートする。

 今回のパートナーシップ締結について、鳥栖の竹原稔社長は、「真の育成クラブになるために、今まで築き上げてきました海外クラブとのパートナーシップに、新たにアヤックス様の経験、体験、フィロソフィーなどを吸収し、より成長したサガン鳥栖を目指します。将来的には本プロジェクトで育てた選手が、サガン鳥栖のトップチームに昇格することやアヤックス様のようなビッグクラブへ移籍できる仕組みづくり、そして育成メソッド作りをともに目指して参ります」と語り、世界的プレーヤーの育成をも見据えたビジョンを示した。

 一方、現役時代はオランダ代表とマンチェスター・ユナイテッドの絶対的守護神だったことで知られる、アヤックスのエドウィン・ファン・デル・サルCEOは、「このサガン鳥栖とのパートナーシップは、アヤックスのアジアでの活動にとって、新しく重要な一歩となります。私たちは、このACAを通して、日本のクラブとパートナーシップを結びたいと思っており、今回達成することができました。(中略)私たちは、さらなる成長を遂げる大きなポテンシャルをサガン鳥栖に感じますし、特に彼らの育成アカデミーについて、アヤックスがサポートすることでさらなる発展をすることを確信しています」といったコメントを発表。アジアでの活動を行っていくうえで、鳥栖が重要なビジネスパートナーであることを認めた。

 世界でも有数の育成組織を持つアヤックスとのパートナーシップで、鳥栖が今後いかなる進化を見せていくのか。昨年はU-15がクラブユース選手権と高円宮杯全日本ユースU-15で二冠を達成しているだけに、アカデミーからのさらなるスケールアップも期待できそうだ。
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