【ACL】柏がPO勝利なら同組のK王者に強力助っ人! 韓国シーズン最多得点記録のブラジル人FWが加入

2018年01月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

ACL2016で浦和、広島に煮え湯を飲ませたアドリアーノが全北現代に加入!

2015年のACLでは、柏の1勝1分け。全北現代はブラジル人FWの獲得で前線の強化を図った。(C) Getty Images

 2月13日・14日にグループステージが開幕するアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)だが、前々回2016年の王者・全北現代モータースが強力なブラジル人助っ人を獲得している。
 

 全北現代は2017年の昨シーズン、Kリーグで2年ぶり5回目の優勝を飾った韓国王者。今回のACLではグループEに入り、柏レイソルが1月30日に行なわれるムアントン・ユナイテッド(タイ)とのプレーオフラウンドで勝利すれば、同組となる。
 
 全北現代が獲得したのは、ブラジル人FWのアドリアーノ。中国2部の石家荘永昌からの加入だが、浦和レッズやサンフレッチェ広島の関係者ならばFCソウルのアドリアーノとして馴染み深いかもしれない。2016シーズン、当時FCソウルに所属していたアドリアーノは、ACLで13得点をマークし得点王に輝く。広島相手にはグループステージのホーム戦で4ゴールを奪う決定力を見せ、ラウンド16で当たった浦和とはPK戦にもつれ込む激闘を演じるのだが、その戦いでもやはりゴールを決めている。
 
 そして、そのシーズンにアドリアーノは韓国サッカー史に残る大記録を打ち立てる。それまで元韓国代表FWのキム・ドフン(現蔚山現代FC監督)が保持していた韓国の1シーズン最多得点記録の34ゴールを塗り替える、35ゴールをマークするのだ。
 
 韓国、そしてACLでも確固たる実績を残しているアドリアーノの獲得には、全北現代のチェ・ガンヒ監督も大いに満足しているようだ。AFC公式サイトは、「アドリアーノの獲得でこのオフの補強活動は終わった。彼はKリーグとACLで優勝するために非常に重要な選手だ」との指揮官の言葉を紹介している。
 
 柏は30日のムアントン・ユナイテッド戦に勝利すれば、2月13日のグループステージ初戦で、全北現代と全州ワールドカップスタジアムでのアウェー戦に臨むことになる。柏は、ACLでは全北現代相手に過去6戦して5勝1分けとすこぶる相性が良いが、ライバルが強力助っ人を加えた今回は、果たしてどのような結果となるだろうか。
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