U-23アジア選手権に波乱! 若年層からの強化が進むベトナムが快進撃で決勝へ!!

2018年01月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

87分に勝ち越されるも1分後に同点ゴールが飛び出す。

ベトナムがAFC主催大会では初となる決勝進出を決めた。(C) Getty Images

 中国で開催されているU-23アジア選手権は1月23日、準決勝の2試合が行なわれる。第1試合ではカタール対ベトナムが行なわれ、2-2からのPK戦を4-3で制したベトナムが決勝に進んだ。ベトナムはAFC主催大会で初となる決勝進出。

 試合はカタールが39分、アクラム・ハッサン・アフィフのPKによるゴールで先制。しかしベトナムも69分にグエン・クアンハイの同点弾で試合を振り出しに戻す。

 一進一退の攻防は87分、カタールがアリ・アブドゥラのゴールで勝ち越しに成功し、勝負あったかに見えたが、粘るベトナムもその1分後にグエン・クアンハイが直接FKをねじ込み、再び同点に追いつく。試合は、そのまま延長戦にもつれ込んだ。

 試合は延長戦でも決着がつかず、PK戦に突入。これを4-3で制したベトナムが決勝進出を決めた。

 ベトナムは今大会、グループステージを1勝1分け1敗とし、韓国に続く2位で通過すると、イラクとの準々決勝では3-3からのPK戦を5-3で制し準決勝に進出。この準決勝でもカタールをPK戦の末に下した。

 またベトナムは昨年、日本が優勝したU-19アジア選手権でベスト4に食い込み、初のU-20ワールドカップ出場を果たしており、若年層からの強化が進んでいる。今大会の下馬評はさほど高くなかったとはいえ、この快進撃はまさに着実な強化が実を結んだ結果と言えそうだ。
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