欧米メディアが香川の値千金ヘディング弾に賛辞! 「ドルトムントを窮地から救った」「ミスの汚名を返上した」

2018年01月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

“救世主”香川の活躍も勝利には結びつかず…。

あらゆる局面に顔を出し、活発に動き回った香川。ヘディングでのゴール以外にも決定機を創出するなど殊勝な出来だった。 (C) Getty Images

 まさに値千金のゴールだった。
 
 現地1月19日に行なわれたブンデスリーガ第19節のヘルタ・ベルリン戦で、ドルトムントの香川真司がシーズン4点目となるヘディング弾を決めたのだ。
 
 先手を取ったのは、ヘルタ・ベルリンだった。後半開始間もない46分に右サイドからのクロスボールにデイビー・ゼルケが合わせて均衡を破った。
 
 1点を失ったドルトムントは、ヘルタ・ベルリンの堅守をこじ開けられない苦しい時間が続いたが、ここで日本代表MFが輝きを放つ。
 
 71分、左サイドから仕掛けたジェイドン・サンチョが、自身のシュートのこぼれ球を拾ってクロスボールを供給。これをファーサイドで待っていた香川がヘディングで押し込んでネットを揺らしたのだ。
 
 ブンデスリーガ史上、通算2万点目のアウェーゴールとなった、香川の今シーズン4点目のゴールで試合を振り出しに戻したドルトムントだったが、その後は決め手を欠き、試合は1-1で終了している。
 
 この日本人MFの殊勝な活躍を各国メディアも報道。米国メディア『FOX SPORTS』のアジア版は、「この日のドルトムントはピエール=エメリク・オーバメヤンの不在が影響していた」と、移籍問題に揺れ、招集メンバーから外されたエースの欠場が得点力ダウンに繋がったと指摘しつつ、香川へ賛辞を贈っている。
 
「カガワがポイントを失いかけたドルトムントを救った。この日、活発だった日本人MFはサンチョのクロスボールにヘディングで合わせ、序盤のミスショットの汚名を返上した」
 
 また、英国メディア『Sky Sports』も同様に香川の得点がチームを窮地から救い出したと称えた。
 
「元マンチェスター・ユナイテッドのプレーメーカーが、ドルトムントに勝点をもたらした。前半こそチームのバランスを取ることに集中し、多くのチャンスを生み出せなかったが、1点ビハインドの場面でヘディングシュートを決め、ドルトムントを救った」
 
"救世主"香川の活躍によって何とかドローに持ち込んだものの、結局、前節に続いて勝点1を得るに止まり、2018年の初勝利はまたもお預けとなったドルトムント。11位ヘルタ・ベルリンとの勝点差も5と縮まってしまっているため、これ以上の停滞は許されないが、はたして、念願の後半戦初勝利はいつ手にできるのか?
 
 17節以来の白星を狙う、次節ホームでのフライブルク戦(27日)には、香川のパフォーマンスとともに注目だ。
 
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