サンチェス、去就のキーマンはマンUの技巧派MF? あの敏腕代理人が明言

2018年01月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

チェルシー、マンCが相次いで獲得レースから撤退とも。

外野からの喧騒によって集中力を欠いているようにも見えるサンチェス。はたして、今冬の間に決着を付けられるだろうか。 (C) Getty Images

 マンチェスター・シティが撤退したことで、アーセナルのアレクシス・サンチェスを巡る争奪戦は、マンチェスター・ユナイテッド移籍へ一気に動いたと見られている。はたして、人気銘柄はどこに行くのか? 何かと世間を騒がせてきた敏腕代理人が口を開いた。
 
 サンチェスには、チェルシーも関心を寄せているとされるが、英国国営放送『BBC』によると、現地時間1月16日にアントニオ・コンテ監督は、「私は知らないが、違うと思う」と述べ、情勢はマンチェスターの2強に絞られたとされている。
 
 そうしたなかで16日、マンチェスター・Cはアーセナルからの要求額3500万ポンド(約53億5000万円)を飲めず、獲得を断念したことが英国の複数メディアによって報じられた。
 
 そこで一気にサンチェス獲得レースの先頭に飛び出したのが、マンチェスター・Uだ。
 
 アーセナルは、移籍金に加えて、2016年の夏にも狙っていたヘンリク・ムヒタリアンを代替要員として望んでいるとされ、マンチェスター・Uも現在、ジョゼ・モウリーニョ監督の下で定位置を失っているアルメニア代表MFの放出を容認する構えだという。
 
 英紙『Daily Mail』によると、ムヒタリアンの代理人であるミーノ・ライオラは、「ミキ(ムヒタリアン)がアーセナル移籍に合意しない限り、マンチェスター・Uはサンチェスと契約しないだろう」と、ムヒタリアンの意向がサンチェスの去就も左右すると述べ、次のように続けたという。
 
「ミキはまだ、何も決めていない。彼は、自分にとってベストになることをする。マンチェスター・Uとの契約はあと2年半残っているんだ。全ては、彼が決めることだよ」
 
 だが『BBC』は、ムヒタリアンがマンチェスター・Uとはまだ合意していないと報道。同選手は、「なんとしてでも」移籍したいという意思を固めて去就を決めるのに、まだ急いでいないと伝えている。
 
 アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は1月14日の会見で、サンチェスの去就が「48時間以内に決まるだろう」と話していたが、いまだ動きがないのは、ムヒタリアンの決意が固まっていないからなのかもしれない。
 
 1月31日がデッドラインとなっているプレミアリーグ移籍市場。残り時間は少なくなっていくが、この先のメガクラブ間での交渉の行方が注目される。

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